熊にご用心! 雁ヶ腹摺山〜楢ノ木尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,132m
- 下り
- 2,137m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8台くらい。無料。トイレ無し。 ちょうど公園を管理されている方がおられ、駐車の目的を「登山」と答えた所、「公園用の駐車場なのでダメです」とのこと。しばらくお話をしていると、「あんた、真面目そうなので駐車OK」。ありがとうございます! 登山出発後、林沢戸入口を左折する所、うっかりとスルー。次のバス停の「菅沼入口」脇に10台以上駐車できそうなスペースがありましたので、登山の際にはこちらが無難かと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
< 林沢戸 - 金山峠 > 昭文社の実線ルートとなっていますが、安易に入ると苦労しそう。 まず、宝鏡寺薬師堂の取り付きから用沢分岐まで。いきなり、足跡不明瞭ですが、ひたすら上の方に向かって歩いておれば、コースを外しません。 宮地山手前のアキレス腱がよく伸びる急坂を登り切ると、小さな馬の像のある山神様があります。そこを越えると、道なりに右奥に尾根がのびていますが、ここを素直に進んでは駄目。左100度位に折り返すような尾根を進むと山神様から10分足らずで宮地山頂です。この曲がる箇所には標識や赤マークも無く、かつ少し宮地山方面へと歩くと進入禁止を思わせる木が横たわっており、まるで好きな女の子にいじめられているような気分になるトリッキーな箇所です。逆ルートでの下山時でも要注意箇所。 宮地山から大岱山へのコースの後半は、高圧線鉄塔に出てくるまで、二重尾根のような地形、かつ足跡不明瞭。作業道への分岐もあり。 稜線から大きく外れないこと、かつ方向感を失わないことが肝要かと思います。 < 金山峠 - 泣坂ノ頭 > 昭文社地図の破線ルートもありますが、わかりやすい道と思います。 栂根尾ノ頭(山頂標識なし)の先は間違ってまっすぐ進んで行ってしまいましたが、左斜めに下って行くのが正解です。 < 泣坂ノ頭から先 > 泣坂ノ頭山頂の先は足跡薄い広尾根。どのあたりから下ったら良いのか分かりづらいのですが、東側の大峰(今の季節なら木々の間から円錐形のピークが見えます)方向に進むと再び踏み跡が確かになってきます。 水無山手前の上和田分岐には、水無山への標示はありません。が、尾越山までは分かりやすい尾根道。 しかしながら、尾越山山頂の先でロストしました。 赤テープや標識はなし。 山頂から南東方向への尾根に引き込まれないように注意して南方向に進みましたが、しばらく下ると行き詰まり。 一旦引き返し、正しいルートを探しましたが不明。 駄目元で東南方向の尾根を少し進んでみた所、すべり落ちるような急坂ながらも、足跡が残っていたのでそのまま進んで行きました。 途中から植林帯に入り、その先に民家の屋根が見えて来たので(麓山集落)、そのまま下山しました。 帰宅後によく地図を見返すと、正しいルートは尾越山山頂の西側を巻いている模様。山頂から一旦引き返して巻き道を進むのが正解であったようです(実際に歩いていないので想像です)。 |
写真
感想
11月になったら紅葉狩りで訪れたいと思っていた奥多摩・奥秩父の尾根が3つありまして、今回はその第一段(残りはタワ尾根と牛ノ寝通り)。
今回歩いた楢ノ木尾根は初めての訪問となります。
今年の紅葉の見頃はもう少し先に遅れそうだと思っていましたが、先週来の冷え込みで、このあたりも一気に見頃を迎えたとの印象です。
写真を撮るのに時間を費やし(持ち帰り確認すると、どうでも良いような写真が多すぎというのはいつもの通り)、水無山の到着が15時近くになってしまいました。
この季節、山陰の尾根に日が当たらなくなるのは16時前と思っていたので(実際には15時40分でした。下山口までの残りの標準コースタイムは2時間)、ここは上和田集落へエスケープすべきでした。
が、直進。
大体、あせって進むとロクなことにならないというのは自覚していましたが、案の定、尾越山の先で迷ってしまいました。
時間も時間なので、尾越山⇒水無山へ引き返し、上和田集落に下山しようとしましたが、尾越山から東南東側への尾根へ進めそうな感触を持ったため、そのまま進んでしまいました。
麓山集落に無事降りることが出来て、結果オーライになったのですが、うまくゆかない可能性を考えると、今回の行動には反省点が多かった。
この季節、15時を車道への下山時間にすること。自分に対するルールにします。
ところで、麓山集落でおばあちゃんが外におられたので、声をかけたところ、いきなり、「熊に会わなかった?」。
なんでも、ちょうど前日、上和田集落の養蜂家が熊に襲われたとのこと。
そこで思い当たったのが、大峰手前のコルで見かけた「鹿」。
自分が近付くと、コルから大峰方向に「鹿」がひょこひょこと逃げて行きましたが、その動きが鹿らしくなく鈍重、かつ色も黒っぽい。メタボの鹿なのかなとあまり気にしていませんでしたが、よくよく考えると、あれは熊だったのかも。
大和田集落と現場を地図で見ると、標高差800mくらいありますが、めちゃくちゃ至近距離じゃないですか。
週末にも、この近くの山域を歩く予定にしていましたが、やめとこうかな。
皆さまも、熊との遭遇にはくれぐれもお気を付け下さい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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pokepikaさん
おはようございます!
タイトルを拝見して、どこだっけ?と…。
地図で確認すると、大菩薩より更に東側になるんですね〜。(名古屋からは、中々足が向かないエリアでございまする…。pokepikaさんの地元からはアクセスが楽なのかな??)
これくらいの標高は、紅葉が綺麗ですね〜!昨日、ニュースでもやってましたが、今年は高山より低山?の方が見応えがあるみたいですね〜!あちこち行きたくなる、ある意味忙しい時期ですよね。
此方は今週末は、東京ビッグサイトで仕事の為、どこか行けても近場がせいぜいかな…トホホ…。
こんにちは、chaoさん、
早速のコメント、ありがとうございます
楢ノ木尾根はともかく、雁ヶ腹摺山、ご存知なかったですか?
500円玉が流通する以前にあった岩倉具視の500円札(まだ使えるはずですが)の裏の富士を撮影した山なんです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%99%BE%E5%86%86%E7%B4%99%E5%B9%A3
車で行ける大峠(落石による車の腹打ちに注意が必要ですが舗装道)からの標高差は300mですので、chaoさんなら30分前後かと思います。林道が冬期閉鎖になる前に是非(大峠からでも十分富士が堪能できます)。でも、構図的には、(レコでも書きましたが)姥子山東峰からの富士の方が好きですね
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