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Yamareco

記録ID: 998722
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

ナラテイロに巨樹を訪ねて

2016年11月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
06:18
距離
14.6km
登り
1,944m
下り
1,950m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:17
休憩
1:45
合計
6:02
9:46
52
10:38
10:46
6
名栗沢のトチノキ
10:52
11:00
55
名栗沢のシオジ
11:55
12:00
43
鍛冶小屋窪のトチノキ
12:43
14:07
101
ナラテイロ
15:48
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
日原林道終点・八丁橋手前に駐車
コース状況/
危険箇所等
名栗沢のトチ、鍛冶小屋窪のトチ:林道のすぐ傍にあり標識や道が付いていますが、どちらも急斜面なので注意。
名栗沢のシオジ:名栗沢を遡上します。全く道はありませんので自己責任で。
ナラテイロ:赤石尾根の中段から派生する支尾根にあり、登山道や道標の類はありません。森林作業道を拾いながら辿り着きます。それなりの装備や経験がないと道迷いの恐れがあります。
八丁橋ゲートを通り日原林道をゆく。紅葉は今が盛り。林道歩きも楽しい
2016年11月04日 09:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 9:57
八丁橋ゲートを通り日原林道をゆく。紅葉は今が盛り。林道歩きも楽しい
ワオ!
2016年11月04日 10:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
11/4 10:11
ワオ!
虫たちは忙しそうだ。カメラを近づけても動じない
2016年11月04日 10:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/4 10:30
虫たちは忙しそうだ。カメラを近づけても動じない
名栗沢のトチノキはひときわ大きく抜きんでていて、林道からでもすぐ分かる。すでに落葉している
2016年11月04日 10:33撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
11/4 10:33
名栗沢のトチノキはひときわ大きく抜きんでていて、林道からでもすぐ分かる。すでに落葉している
こちらは「名栗沢のイロハモミジ」だろう
2016年11月04日 10:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 10:34
こちらは「名栗沢のイロハモミジ」だろう
入口には案内板がある。トチノキまでは徒歩3分
2016年11月04日 10:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 10:35
入口には案内板がある。トチノキまでは徒歩3分
これだ。急斜面にしっかりと根を張っている
2016年11月04日 10:38撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/4 10:38
これだ。急斜面にしっかりと根を張っている
「名栗沢のトチノキ」
2016年11月04日 10:39撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 10:39
「名栗沢のトチノキ」
2016年11月04日 10:40撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/4 10:40
林道に戻らず名栗沢をしばらく遡ると古いワサビ田がある
2016年11月04日 10:48撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 10:48
林道に戻らず名栗沢をしばらく遡ると古いワサビ田がある
このあたりにあるはず…見つけました
2016年11月04日 10:52撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 10:52
このあたりにあるはず…見つけました
「名栗沢のシオジ」。太い幹と蔓が独特の存在感を見せている
2016年11月04日 10:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
11/4 10:54
「名栗沢のシオジ」。太い幹と蔓が独特の存在感を見せている
二俣に分かれた美しい幹。あまり知られていませんがいい木です
2016年11月04日 10:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
11/4 10:54
二俣に分かれた美しい幹。あまり知られていませんがいい木です
サイドから
2016年11月04日 10:55撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 10:55
サイドから
上方の斜面に石積みを見つけたので這い上がると、思った通り水源林巡視道(旧日原街道)でした
2016年11月04日 11:03撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 11:03
上方の斜面に石積みを見つけたので這い上がると、思った通り水源林巡視道(旧日原街道)でした
大ブナ分れまで行ったが、道標の方向に直進すると踏跡が消えてしまったので引き返す。(㊟巡視道はここで大ブナ尾根の尾根上を進めばすぐ分岐していることが後に判明)
2016年11月04日 11:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 11:18
大ブナ分れまで行ったが、道標の方向に直進すると踏跡が消えてしまったので引き返す。(㊟巡視道はここで大ブナ尾根の尾根上を進めばすぐ分岐していることが後に判明)
途中分岐する仕事道を選んで、日原林道に降りる
2016年11月04日 11:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 11:37
途中分岐する仕事道を選んで、日原林道に降りる
林道は大ブナ尾根を巻く。このあたりの紅葉も美しい
2016年11月04日 11:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 11:47
林道は大ブナ尾根を巻く。このあたりの紅葉も美しい
見上げると、ひときわ大きく抜きん出ている木がある。これが鍛冶小屋窪のトチノキだろう。まだ黄葉した葉が残っている
2016年11月04日 11:51撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/4 11:51
見上げると、ひときわ大きく抜きん出ている木がある。これが鍛冶小屋窪のトチノキだろう。まだ黄葉した葉が残っている
林道脇に案内板が出ている
2016年11月04日 11:53撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 11:53
林道脇に案内板が出ている
「鍛冶小屋窪のトチノキ」。急斜面に踏ん張っている
2016年11月04日 11:58撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/4 11:58
「鍛冶小屋窪のトチノキ」。急斜面に踏ん張っている
どうですか、この枝張り。躍動感と生命力
2016年11月04日 11:59撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
11/4 11:59
どうですか、この枝張り。躍動感と生命力
道が裏側まで付けられているので一枚。
この上方に水源林巡視道があるはずで、うっすらと踏跡らしきものもあるが、急斜面で危なそうなので再び林道に降りる
2016年11月04日 11:58撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 11:58
道が裏側まで付けられているので一枚。
この上方に水源林巡視道があるはずで、うっすらと踏跡らしきものもあるが、急斜面で危なそうなので再び林道に降りる
いよいよ巨樹の聖地・ナラテイロ(楢平)を目指す。
ナラテイロは植林帯に挟まれた枝尾根の一角にすぎない。
(鷹ノ巣尾根から先週27日撮影、左のピークは雲取山)
2016年10月27日 12:03撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
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10/27 12:03
いよいよ巨樹の聖地・ナラテイロ(楢平)を目指す。
ナラテイロは植林帯に挟まれた枝尾根の一角にすぎない。
(鷹ノ巣尾根から先週27日撮影、左のピークは雲取山)
林道を少し進んでから擁壁に付けられた階段を上がり、植林帯の中の仕事道をジグザグに登り詰めると明るい自然林に辿り着く。ここがナラテイロの玄関口
2016年11月04日 12:43撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 12:43
林道を少し進んでから擁壁に付けられた階段を上がり、植林帯の中の仕事道をジグザグに登り詰めると明るい自然林に辿り着く。ここがナラテイロの玄関口
早速巨木が出迎えるが、これは目指す巨樹(幹周5mクラス)ではない
2016年11月04日 12:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 12:47
早速巨木が出迎えるが、これは目指す巨樹(幹周5mクラス)ではない
妖艶な美しさ
2016年11月04日 12:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 12:44
妖艶な美しさ
立派な切株。屋久島で言えばウィルソン株といったところか
2016年11月04日 12:51撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 12:51
立派な切株。屋久島で言えばウィルソン株といったところか
巨樹クラス(定義では幹周3m以上)と思われる木は、そこかしこにあるのだが…
2016年11月04日 12:53撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 12:53
巨樹クラス(定義では幹周3m以上)と思われる木は、そこかしこにあるのだが…
奥まったところに目指すミズナラの巨木がありました。ナラテイロで2番目に大きいらしい
2016年11月04日 12:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/4 12:54
奥まったところに目指すミズナラの巨木がありました。ナラテイロで2番目に大きいらしい
大きく傾いて生えている。ストックと比べてみると太さがよくわかる
2016年11月04日 12:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 12:57
大きく傾いて生えている。ストックと比べてみると太さがよくわかる
2016年11月04日 12:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2016年11月04日 12:56撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 12:56
背側が恐竜の背のように筋張っていて、有名な「金袋山のミズナラ」を思わせる
2016年11月04日 12:58撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 12:58
背側が恐竜の背のように筋張っていて、有名な「金袋山のミズナラ」を思わせる
近くには朽ちた倒木。かなりの巨樹だ
2016年11月04日 13:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:02
近くには朽ちた倒木。かなりの巨樹だ
2016年11月04日 13:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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再び歩き回って発見。No.3のミズナラ「ナラテイロの神の木」
2016年11月04日 13:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:08
再び歩き回って発見。No.3のミズナラ「ナラテイロの神の木」
隣の樹が倒れ、ピッタリ挟まっている
2016年11月04日 13:04撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:04
隣の樹が倒れ、ピッタリ挟まっている
幹は同じ場所から三本に分かれている。こうした木は「神の木」と呼ばれ、伐採を禁じる掟があったそうだ
2016年11月04日 13:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:06
幹は同じ場所から三本に分かれている。こうした木は「神の木」と呼ばれ、伐採を禁じる掟があったそうだ
残念ながら根元がかなり腐食していて先行きが心配だ
2016年11月04日 13:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 13:06
残念ながら根元がかなり腐食していて先行きが心配だ
少し上がってゆくと平坦になる。ひょっとしてあれが?
2016年11月04日 13:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 13:10
少し上がってゆくと平坦になる。ひょっとしてあれが?
やっぱり。ナラテイロの盟主、最大のミズナラ
2016年11月04日 13:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:11
やっぱり。ナラテイロの盟主、最大のミズナラ
2016年11月04日 13:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 13:13
枝張りがすばらしい
2016年11月04日 14:01撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 14:01
枝張りがすばらしい
ナラテイロの一等地に立っているせいかスッキリした姿
2016年11月04日 13:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:30
ナラテイロの一等地に立っているせいかスッキリした姿
陽だまりで巨樹を眺めつつティータイム
2016年11月04日 13:22撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:22
陽だまりで巨樹を眺めつつティータイム
さて、もう1本、第4位のミズナラがあるはずだと探し回り発見したのがこれ。ひょっとしてこの倒木なのではなかろうか。そうだとすると残念
2016年11月04日 13:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:35
さて、もう1本、第4位のミズナラがあるはずだと探し回り発見したのがこれ。ひょっとしてこの倒木なのではなかろうか。そうだとすると残念
次の巨樹は「ナラテイロのシナノキ」。
ゴツゴツしていて見つけ易い
2016年11月04日 13:41撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:41
次の巨樹は「ナラテイロのシナノキ」。
ゴツゴツしていて見つけ易い
周りの紅葉が独特のフォルムを引き立てる
2016年11月04日 13:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:37
周りの紅葉が独特のフォルムを引き立てる
このポーズも、
2016年11月04日 13:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 13:37
このポーズも、
このポーズも、
2016年11月04日 13:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:37
このポーズも、
このポーズも捨てがたいので全部アップします
2016年11月04日 13:38撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:38
このポーズも捨てがたいので全部アップします
神々しい…
2016年11月04日 13:40撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:40
神々しい…
足元はモミジの絨毯
2016年11月04日 13:52撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 13:52
足元はモミジの絨毯
登り詰めるとナラテイロの頂上・赤石尾根の稜線。
ここにあるのが「ナラテイロのミズメ」
2016年11月04日 13:46撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 13:46
登り詰めるとナラテイロの頂上・赤石尾根の稜線。
ここにあるのが「ナラテイロのミズメ」
スッキリとして美しい
2016年11月04日 13:49撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:49
スッキリとして美しい
ナラテイロに展望はないが、一カ所だけ鷹ノ巣山が見える場所がある
2016年11月04日 13:58撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 13:58
ナラテイロに展望はないが、一カ所だけ鷹ノ巣山が見える場所がある
もう一つ巨樹の倒木があった
2016年11月04日 14:07撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 14:07
もう一つ巨樹の倒木があった
巨樹は老樹でもあり、いずれ朽ち倒れるのは致し方ないが、残った巨樹たちには何とか頑張ってほしい
2016年11月04日 14:07撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 14:07
巨樹は老樹でもあり、いずれ朽ち倒れるのは致し方ないが、残った巨樹たちには何とか頑張ってほしい
さて下山だ。日原林道に降りずに水源林巡視道そのまま東進してみる
2016年11月04日 14:40撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 14:40
さて下山だ。日原林道に降りずに水源林巡視道そのまま東進してみる
整備された良い道だ
2016年11月04日 14:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 14:47
整備された良い道だ
再び大ブナ分れに出た。なるほど、さっきはクランク状に曲がれば良かったのか。古い道標に惑わされた
2016年11月04日 14:52撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 14:52
再び大ブナ分れに出た。なるほど、さっきはクランク状に曲がれば良かったのか。古い道標に惑わされた
日原林道に降りた。ヤケト尾根に暮色が漂う
2016年11月04日 15:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/4 15:12
日原林道に降りた。ヤケト尾根に暮色が漂う
鷹ノ巣尾根
2016年11月04日 15:23撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 15:23
鷹ノ巣尾根
オロセ橋のそばにある「ガニ沢出会いのカツラ」に寄り道
2016年11月04日 16:07撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 16:07
オロセ橋のそばにある「ガニ沢出会いのカツラ」に寄り道
林道のすぐ下にあり、手軽に会うことができる
2016年11月04日 16:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/4 16:08
林道のすぐ下にあり、手軽に会うことができる
2016年11月04日 16:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 16:10
独特の樹形だ。
奥多摩のサクラダ・ファミリア
2016年11月04日 16:09撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 16:09
独特の樹形だ。
奥多摩のサクラダ・ファミリア
2016年11月04日 16:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/4 16:11
2016年11月04日 16:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/4 16:11

装備

個人装備
GPS

感想

巨樹を意識し出したのは、タワ尾根で「金袋山のミズナラ」を見てからだ。それまでも巨木に出会うとカメラを向けたりしていたが、やはり存在感が違う。
日原は日本一の「巨樹の里」であり、「日原森林館」が設置されている。森林館のHPには、まだ見たことのない日原の巨樹たちの写真が掲載されていた。これら写真の撮影者である樋口氏のサイトには、多数の巨樹が詳細に紹介されている。これら多くの巨樹を探索し紹介する労苦と愛情には深く感銘を受けた。

ナラテイロは天祖山の中腹にあり、多くの巨樹が確認されている場所のようだ。紅葉の時期に訪れたらさぞや素晴らしいだろうと計画を温めていた。本日は無風の秋晴れ、道中いくつかの巨樹を探訪しつつ、ナラテイロを目指すことにした。天祖山南面の赤石尾根や大ブナ尾根はこれまでに登っているので、大体の土地勘はある。

道中の日原林道沿いにある名栗沢のトチノキや鍛冶小屋窪のトチノキは、標識があり手軽に訪れることができる。どちらも同じぐらいの大きさで迫力満点、一見の価値がある。まず名栗沢のトチノキを鑑賞し、更に名栗沢を遡ったところにあるシオジの巨木に寄り道してから林道に戻り、鍛冶小屋窪のトチノキを見学後、いよいよナラテイロへ。植林の中の仕事道を拾いながら登ってゆくと明るい自然林に行き着く。

下の方から巨樹を探索する。驚いたのは、立派な木が多くてどれが目指す巨樹なのかわからないことだ。それでも歩き回っていると、ひときわ大きい木を見つけることができた。斜めに生えているミズナラだ。金袋山のミズナラほど太くはないものの迫力があり、思わず「すげー」と唸ってしまった。そこから少し登ると小広い平坦地があり、ナラテイロ最大のミズナラが中央に聳えている。といっても周囲の樹もそれぞれ大きいのでむしろ控えめに見える。穏やかな平地とミズナラ巨木…まさしくナラテイロの名にふさわしい。他にも、シナノキとミズメの巨樹を探し出すことができた。個人的にはこのシナノキと、最初に見つけた斜めのミズナラが個性的で好きだ。

さて、樋口氏のサイト・東京最後の聖域「にっぱら」では、4本のミズナラが紹介されている。しかしどうしても4本目が見つからない。倒木を見つけ、ひょっとしたら、と撮影しておいた。掲載されている写真と見比べてみると、当時すでに折れて枯死していた片枝と思しき残骸の形がよく似ている。近年になり倒伏してしまったのだろうか。実はこの他にもため息の出るような巨木が2つ3つ倒れていた。「神の木」も根元に大きな空洞ができている。老いて朽ち倒れてしまうのは避けようがないのだろうが、何とか守る方法はないのだろうか。植林に挟まれた小さな土地だが、これだけ多くの巨樹巨木が集まっている場所は珍しい。残された巨樹たちと再び出会えることを、そしてまた新たな巨樹が育ってゆくことを祈りたい。

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コメント

巨樹の美しさに見入ってしまいました
はじめまして。
黄葉をまとった巨樹の美しさに見入ってしまいました。
kuroske様の豊富なご経験がなくては見られない光景ですね。
本当にうらやましい世界です。
ぜひ他のレコも拝見させてください。
2016/11/6 17:40
Re: 巨樹の美しさに見入ってしまいました
コメントいただきありがとうございます。maekさんのレコを拝見しましたが、たびたび巨樹を訪れていらっしゃるようですね。同好の士とお見受けしました。
ナラテイロまでは、森林作業道を辿って行けるので特に危険な箇所はないのですが、踏跡が錯綜しているので、迷い込まないように注意は必要です。でも「豊富な経験」が必要なほどではありませんので、いずれ訪れてみてはいかがでしょうか。
2016/11/7 11:17
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