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長野県庁2階にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。
長野県では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため「入山注意報」を発表しています。
長野県 山岳情報サイト https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html
天気・防災情報https://www.jma-net.go.jp/nagano/
を確認し万全の準備で入山を!
◎山岳遭難発生状況(週報)
・11月17日、小県郡青木村の子檀嶺岳に単独で入山した男性(74歳)が帰宅せず、行方不明となり、18日、県警ヘリが出動して捜索を行い男性を発見しましたが、死亡が確認されました。
・11月19日、中野市高社山の登山道で倒れている男性(72歳)を他の登山者が発見し、岳南広域消防署員及び県警ヘリが出動して男性を救助しましたが、死亡が確認されました。
・11月20日、2人パーティで南佐久郡川上村小川山に入山してロッククライミングをしていた女性(48歳)が転落して負傷し、行動不能となる山岳遭難が発生し、佐久広域消防本部の消防署員が出動して女性を救助しました。
・11月20日、単独で南アルプス仙丈ケ岳に入山した女性(62歳)が松峰付近で道に迷い行動不能となる山岳遭難が発生し、伊那警察署員が出動して女性を救助しました。
○令和3年11月21日現在の遭難状況は
253件(死者47人、行方不明2人、負傷者113人、無事救出109人)となりました。
前年比は、発生件数が+75件、遭難者が+79人です。
前々年比は、発生件数が-6件、遭難者が-13人です。
★長野県警山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
11月3週は、4件の山岳遭難が発生し、うち2件は里山での単独死亡遭難です。県内は晩秋となりましたが、天候に恵まれた日が続いたため、里山登山には良い気候となりました。しかし、里山と言えども油断は禁物です。この季節は落ち葉により登山道が不明瞭になっていたり、滑りやすくなっています。また、ルートによっては登山道が急峻であったり、崖の付近やクサリ場の通過を伴う場合もあります。さらに、体力的に負荷が大きいルートもあり、持病の悪化や循環器系の病気を発症するリスクも高まります。登山計画を立てる際には、里山でもルートの下調べをしっかりと行い、自身の体力や技量のほか、体調や健康状態を考え、無理のない登山をしましょう。
なお、県内は平地でも氷点下を観測する季節となっています。里山でも稜線などで強風に見舞われると、一気に低体温症となり、行動不能となる場合があります。観光気分の登山は、思わぬ遭難につながることから、しっかりとした装備を携行しましょう。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html
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○長野県警ホームページ 山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【安全で楽しい登山〜山岳遭難に関する現状と防止対策〜(動画)】
準備編/実践編
【山岳遭難救助活動における新型コロナウイルス感染防止対策(動画)】
【令和3年長野県SAFETYBOOK】
【令和3年秋山山岳情報】
○長野県ホームページ
【登山相談所情報】(秋山)
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangakusounan/sangaku_tozansoudansyo.html
◇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
このグレーディングを参考に、「自分に合った山選び」を行い、遭難を防ぐようお願いします。
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