|
■山岳遭難発生状況(週報):
10月15日(火)2人パーティで白馬岳から栂池高原に向けて下山中の70歳の女性が転倒、負傷
10月15日(火)単独で北アルプス涸沢でテント泊をしていた57歳の男性が発病、死亡
10月15日(火)松本市入山辺の山林内で単独でキノコ採りをしていた72歳の男性が滑落、負傷
10月17日(木)単独で西穂高岳から奥穂高岳に向けて登山していた59歳の男性がエスケープのため、間ノ岳付近で下降中、疲労により、行動不能に
10月17日(木)下伊那郡喬木村冨田地籍の山林内で単独でキノコ採りをしていた73歳の男性が何らかの原因で滑落、死亡
10月17日(木)2人パーティで中央アルプス檜尾岳から檜尾尾根を下山中の78歳の女性が疲労により、行動不能に
10月18日(金)2人パーティで八ヶ岳連峰天狗岳付近の山小屋に宿泊していた73歳の男性が発病、行動不能に
10月18日(金)2人パーティで守屋山(伊那市と諏訪市の境)から立石コースを下山中の65歳と62歳の女性が道に迷い、行動不能に
10月19日(土)単独で蝶ヶ岳から横尾に向けて下山中の62歳の男性が疲労により、行動不能に
10月20日(日)2人パーティで八ヶ岳連峰茶臼山から下山中の72歳の男性がつまづいて転倒、負傷
10月20日(日)八ヶ岳連峰八千穂高原で雨池から剣ヶ峰に向けて下山中の2人パーティのうち、65歳の男性が滑落、死亡
10月20日(日)八ヶ岳連峰八千穂高原で雨池から剣ヶ峰に向けて下山中の2人パーティのうち、62歳の女性が道に迷い、行動不能に
■令和6年10月20日現在の遭難状況:
297件(死者45人、行方不明2人、負傷者135人、無事救出142人)です。前年比は、発生件数が+11人、死者が+10人です。うち単独登山は発生件数が−3件です。またキノコ採り中の遭難は12件(死亡5件、負傷3件、無事救出3件、行方不明1件)です。
■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
先週、長野県内では3件の死亡遭難を含む、12件の山岳遭難が発生しました。
登山目的の遭難者11人中、50歳代が2人、60歳代が5人、70歳代が4人と、シニア世代の遭難が多発傾向にあります。普段の生活環境とは異なる山岳地帯での活動は、心身に相当の負荷がかかります。習慣的な運動を心掛け、体調を整えて入山をしてください。
秋は日照時間が日増しに短くなるため、夏と同じような感覚で行動をしていると、下山時に日没を迎えてしまう場合があります。日帰りの予定でも必ずヘッドライトを携行しましょう。
また、入山と下山で異なるコースを通過する場合は、事前に地図等を使って下調べを入念に行ってください。経験の浅い方や初めての山域を登山する方は、入山も下山も同じコースを通った方が、道迷いのリスクが低く、行動時間の目安も立てやすいため、お勧めです。
***************************
○長野県警ホームページ 山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和6年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK秋山情報】
○長野県ホームページ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう! その山はあなたの実力に見合っていますか?
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する