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■山岳遭難発生状況(週報):
10月21日(月)単独で常念岳から蝶ヶ岳に向けて縦走中の48歳の女性が道に迷い、行動不能に
10月21日(月)大町市常盤の山林内で単独できのこ採りをしていた80歳の男性が行方不明に
10月21日(月)上伊那郡辰野町横川の山林内で単独できのこ採りをしていた85歳の男性が日没により、行動不能に
10月24日(木)小県郡長和町大門の山林内で2人パーティできのこ採りをしていた71歳の男性が滑落、負傷
10月25日(金)上田市武石の山林内で2人パーティできのこ採りをしていた84歳の男性が滑落、死亡
10月26日(土)八ヶ岳連峰の本沢温泉の入浴施設を訪れた52歳の男性が脱衣中に滑落、負傷
10月27日(日)2人パーティーで北アルプス燕岳から中房登山口に向けて下山中の27歳の女性が転倒、負傷
10月27日(日)2人パーティで雨飾山に入山し、登頂後、別々に下山中の32歳の男性が行方不明に
■令和6年10月27日現在の遭難状況:
305件(死者46人、行方不明4人、負傷者138人、無事救出144人)です。前年比は、発生件数が+12件、死者が+9人です。うち単独登山は発生件数が−1件です。また、きのこ採り目的の遭難は16件(死亡6件、行方不明1件、負傷4件、無事救出4件)です。
■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
先週、県内では8件の山岳遭難が発生しました。
8件の山岳遭難のうち、きのこ採り目的の遭難が4件と多発傾向にあります。
きのこ採り目的で入山する場合、
〇入山場所を家族に伝える
〇複数人で入山し、単独行動を控える
〇携帯電話・非常食・ヘッドライトを持つ
〇急斜面に入らない
〇熊に注意する、この5点に注意しましょう。
また、常念岳で発生した山岳遭難は、登山道のマーキングを見失い、登山道から外れ行動不能になったものです。場所によっては登山道を外れないようにグリーンロープやテープ、ペンキ等の目印があります。そのような目印を参考にして、迷わないよう行動しますが、もし、迷ってしまった場合は「分かる場所まで戻る」ことが鉄則です。
最近では、GPS機器や登山地図アプリの普及により、現在地を容易に確認することができますが、基本的なルートファインディング能力は安全登山のための必須技術です。
「今シーズンの登山は終了」という方も来シーズンに向けて、低山でGPS機器や登山地図アプリを使用したトレーニングに取り組んでみてはいかがでしょうか。く、行動時間の目安も立てやすいため、お勧めです。
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○長野県警ホームページ 山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和6年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK秋山情報】
○長野県ホームページ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう! その山はあなたの実力に見合っていますか?
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