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長野県庁2階にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。
■山岳遭難発生状況(週報):
先週、長野県内では山岳遭難の発生はありませんでした。
■令和6年12月01日現在の遭難状況:
312件(死者48人、行方不明3人、負傷者140人、無事救出148人)です。前年比、発生件数が+16件、死者が+11人です。
■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
冬山に向けて準備は順調に進んでいますか?
冬山の特徴的な装備といえば、雪崩対策の三種の神器【ビーコン】【プローブ】【ショベル】です。雪崩対策の装備として、自分や仲間の命を守るための必携装備ですが、遭難者の方に聞くと「持っていません」「使えません」という声を聞きます。それぞれの装備について簡単に説明します。
【ビーコン】
▽電波を発信する器具(周波数は世界共通)
▽1人1つ必ず身につけ、雪崩で自身や仲間が埋没した際に、電波を手掛かりに救助します
【プローブ】
▽ビーコンで絞り込んだ場所を詳細に特定していく棒状の器具
▽ビーコンを携帯していない遭難者の場合は、広大な雪面をプローブのみで探します
【ショベル】
▽プローブで探し当てた遭難者を、雪の中から掘り起こします
▽効率的な掘り起こし方、素早く掘り起こすための体力が必要です
この3つを「持っていない」「使えない」という方は、「入山してはいけません」と言いたいほど重要な装備です。冬山に入山する前に講習等で正しい取扱い方を習得しましょう。また、持っている、使えるという方もビーコンの電池を新しいものに交換する等、しっかりメンテナンスをして、いざという時に使えるように準備をお願いします。
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○長野県警ホームページ 山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和6年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK秋山情報】
○長野県ホームページ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう! その山はあなたの実力に見合っていますか?
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