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■先週の山岳遭難発生状況
��4/28（月）２人パーティで北アルプス大天井岳付近を登山中の48歳の男性が雪に足を滑らせて滑落、負傷
��4/28（月）２人パーティで北アルプス爺ヶ岳に入山し、別々に下山中だった55歳の男性が何らかの原因により、滑落、死亡
��4/28（月）単独で北アルプス爺ヶ岳から下山中の40歳の男性が何らかの原因で滑落、死亡
��4/30（水）２人パーティで八ヶ岳連峰の編笠山を登山中の81歳の男性が足を滑らせて滑落、負傷
��4/30（水）北アルプス焼岳に単独で登山し、中の湯に向けて下山中の69歳の男性が道に迷い、行動不能に
��5/01（木）北アルプス蝶ヶ岳から横尾に向けて3人パーティで下山中の60歳の男性が滑落、負傷
��5/01（木）２人パーティで中央アルプス空木岳の池山尾根を下山中の78歳の男性が道に迷い、滑落、死亡
��5/01（木）上記遭難者の同行者（39歳の男性）で道に迷い、行動不能に
��5/02（金）２人パーティで八ヶ岳ロープウェイから縞枯山に向けて登山中の41歳の女性が雪を踏み抜き、負傷
��5/03（土）北アルプス蝶ヶ岳から単独で横尾に下山中の54歳の男性が滑落、負傷
��5/03（土）北アルプス前穂高岳から岳沢に向けて下山中の2人パーティのいずれも22歳の男性が疲労により、行動不能に
��5/05（月）３人パーティで北アルプス涸沢に幕営中の67歳の男性が何らかの疾患を発症し、行動不能に
��5/05（月）単独で北アルプス常念岳の山小屋に滞在中の29歳の男性が膝の痛みを発症し、行動不能に
��5/05（月）２人パーティで北アルプス奥穂高岳のコブ尾根を登山中だった46歳の女性が滑落、負傷
��5/05（月）上記遭難者の同行者（42歳の女性）。技量不足により、行動不能に
��5/05（月）単独で北アルプス蝶ヶ岳から三股登山口に向けて下山中の53歳の男性が雪に足を滑らせて滑落、負傷
��5/05（月）３人パーティで北アルプス焼岳から上高地に向けて下山中の23歳の女性が滑落、負傷
��5/05（月）上記遭難者の同行者で(27歳の女性と23歳の女性)、技量不足で行動不能に
��5/05（月）単独で戸隠山の八方睨から奥社に向けて下山中の49歳の男性が滑落、負傷
��5/06（火）2人パーティで八ヶ岳連峰に入山し、権現岳から赤岳に向けて別行動中の41歳の男性が何らかの原因で滑落、死亡
㉑5/06（火）単独で北アルプス北穂高岳から涸沢に向けて下山中の51歳の男性が滑落、負傷
■長野県警山岳安全対策課ワンポイントアドバイス
先週は、連休を中心に２１件の遭難が発生しました。２１件中、滑落による遭難が１３件発生しています。
滑落による遭難のほとんどが下山時に発生しています。標高の高い北アルプスなどでは、残雪が多くあります。早朝は、凍結により硬くしまり、日中は気温の上昇や日照の影響で融雪が進んで雪が緩むなど、一日のなかで雪の状態が大きく変化する時期です。そのため、登山には残雪の変化に対応できる技術や体力、装備品が必要です。今年の特徴として、雪上でのスリップによる滑落のほか、融雪が進み雪を踏み抜いてバランスを崩して滑落するといった遭難が多く発生しています。疲労の蓄積や筋力の消耗が多い下山時は、ちょっとしたバランスの崩れに対応できずに転倒や滑落をしてしまい、死亡や負傷する遭難につながっています。
標高の高い山域では、まだまだ残雪が多く、冬山登山の延長にあります。登山には多くのリスクが存在し、「無事に帰宅するまでが登山」です。遭難を「他人事」と考えず、装備、計画を万全にして安全第一で楽しみましょう。
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○長野県警ホームページ 山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和7年長野県SAFETYBOOK】【長野県SAFETYBOOK〜春山情報】
○長野県ホームページ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html#a_tozan
〇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
このグレーディングを参考に、自身や仲間の体力・技術に見合った山選びをして、万全の準備で登山を楽しみましょう！ その山はあなたの実力に見合っていますか？
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