昨年長野県が「信州山のグレーディング」として発表した山ごとの体力度や技術的な難易度によってランク付けしたグレーディングを、静岡や山梨、新潟でも実施するとのことです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150401-00000034-at_s-l22
昨今、遭難対策の一環でこのような情報提供を行政側も積極的に取り組んでいるように感じています。ただ問題は、こういう情報が本当に必要な登山者層に届きにくい点かと。
山のグレーディングは、自身で下調べして計画書なども作成できるヤマレコユーザーの方々よりも、「日本一の富士山を登れたんだから槍・穂高にも当然行けるだろう」という初心者層に伝えたい情報ですが(長野県が作成した経緯もそのような層にステップを踏んで槍穂高等に挑んでほしいとのことからと伺っています)、そういった層はこの情報を収集しようとしないというジレンマがありますよね。
「安易に登山を勧めている」と業界への批判をお持ちの方もいるかと思いますが、これはグレーディングに関わらず山岳雑誌や山岳業界全体の問題でもありますので、少しでも役に立てるように頑張りたいと思います。
やまきふ共済会
http://www.yamakifu.or.jp/aboutyamakifu/
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