![]() |
心肺蘇生法(心臓マッサージや人工呼吸)とAEDの操作実習がメインで、その他、異物除去(お正月に餅を詰まらせるとかの対応です)や止血法の簡単な説明を受け正味3時間ほどの講習でした。
内容は以下リンク先(心肺蘇生法)
http://www.jrc.or.jp/activity/study/safety/airway/
とっさに行動できるかと言う不安は感じますが、手順自体は簡単なので覚えていて損は無いと思います。
最低限、心臓マッサージだけでも手順を確認しておくと良いかもしれません。(最近では、必ずしも人工呼吸を組み合わせなくても良いとの指導です)
講師役の救急救命士さんからは、「肋骨が折れることもありますが、骨折は治せます。でも命は戻ってきません。お子さんの場合には内臓損傷等の恐れもあるので加減が必要ですが、成人の場合は躊躇なく実施してください。」とのコメントをいただきました。
こんな話題もありますね
「家族が目撃した心停止者の生存率は低い」
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/11/20141128_01.html
-引用開始-
心停止を目撃したのが「患者の家族」であった場合には、自分の家族が心停止しているにもかかわらず、心肺蘇生の実施率は低く、心肺蘇生の開始や119 番通報も遅れ、生存率が最も低いことが明らかになった。
-引用終了-
特に家族が倒れたとなると、どうしても動揺してしまう様です。
(動揺して1分経過する毎に生存率は1割低下して行く)
心肺蘇生を行ったとしても、必ずしも助かる訳ではありませんが(上記事中では最良のケースでも1割以下の1ヶ月生存率)、身近な人の為に、手順だけでも確認して置くと良いかもしれませんね、老若男女に関わらず誰にでも起こる可能性がある話です(私の同期は、30代で心筋梗塞で亡くなりました)
さて、心肺蘇生法は基本的には救急車が到着するまでの応急対応の位置付けなので(心臓マッサージは体力を要し、数分で疲弊します)、山中では条件的に厳しいと思いますが、後半で説明された、直接圧迫法による止血については参考になりました。
講師の救命士さんによれば、実働の話で相当程度の出血でも対応できるとの事です。
最後に
私の様な一般ハイカーにとって救護と言うのは中々に難しい話題ですが、少しずつでも覚えようかなと思った次第です。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する