タイトルは、高村薫氏の警察小説です。
犯人が、最後に眺めたかった風景が北岳から見る富士山だった
という事で個人的印象に残っている本ですが、寄りかかっていたのはこれかなと思っていた標識が、土日に歩いてきたら無くなっていて、少しさびしく感じました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/include/tmp_imgresize.php?maxsize=800&did=537054&fname=2ce7d037872c9cc46a8dcd4ff9576d2c.jpg
小説、マークスの山(以下、個人のHPさんより引用)
-引用開始-
夜明け前の、闇の中の闇だった。数本の懐中電灯の明かりの中に、天空に向かって 立つ北岳山頂の道標が一本立っていた。その下に、水沢裕之は東の方向を向いて座っ ていた。 無線が飛び交った。《発見! 水沢を発見! 北岳山頂。死亡》
(中略)
水沢裕之の眼球は、雲海に浮かぶ富士山景を真っ直ぐに見据えていた。その魂を犯し続けてきた《マークス》から逃れ逃れてここに辿り着き、真知子と一緒に、一晩待ちわびていた天上の夜明けが、もうそこまで来ていた。
-引用終了-
(ハードカバーと文庫版では修正による差異がありますので注意)
風雪に幾年月も耐えうる構造物が無いことは承知していますが
それでもちょっと残念に思った週末でした。(かわりに四角柱の標識が新たに設置されていた)
次なるは、雲取山の新標識「発射10秒前、対ショック、 対閃光防御!」(歳がばれてる)って感じで新しいのに慣れるべく虎視眈々と山行計画中。(多分年末か)
単なる一般登山者なのに余談が過ぎました、お粗末
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