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2022年01月29日 23:57未分類全体に公開

陸前高田 やはり津波はすごかった

何か伝えたくて記します。

仕事で始めて陸前高田市に行ってきました。
行くことが決まったときから、津波の影響を見てこよう!と決めていました。

やはり、見て良かったです。
本当に凄かったのだと、そして色んな人がそれぞれに苦労したことがわかって、涙が出てきました。

陸前高田市は、きれいに造成されていて、瓦礫も当然ながら無く、津波の影響はもう無いかのように復興されていました…でも、誰でもすぐに気づくと思います。
これだけ広大な土地の造成が進みながら、家がまばら、街としての施設もまばら、立っている建築物はほとんどが真新しい物…こんな街が他にあるでしょうか。
10年経って、瓦礫はなくなったかもしれませんが、復興は難しいものですね。
そんなちょっと異様な風景の中に点在する震災遺構は、知らなければ単なる廃墟にしか見えず、その周辺でどんな状況があり、その上でここに残っていることの凄さは、想像するしかありません。ただただ、本当にここであの被害があったのだと感じるしかありません。
東日本大震災津波伝承館はよくまとめられていました。おそらく多くの人に見てもらうために無料なのですが、ぜひとも残してほしいとの思いから、また復興に役立ててほしいとの思いから、寄付をせずにはおれませんでした。
民宿では、とても新鮮な海の幸を堪能させてもらいました。その民宿の2階まで津波が来たそうです。まちからは少し登ったところの丘の上です。
同じ日本に住む限り、地震の影響は免れません。せめて犠牲になった方たちのことを知り、自分たちが生きていくことに活かしたいと思うのです。そして、被害に会われた方を応援したいと思うのです。私一人が応援したところで大したことはありませんが、そんな思いに共感する人がいて、同じように応援する人が増えてくれたらなと思います。
苦しんでいるのは陸前高田や東日本大震災の被災地だけではないのですが、それでもあれだけの被害で、10年経ってなお、まだ完全な復興には程遠いことを多くの人に知って欲しいなと思うのです。

写真1枚目は、集落のすぐ目の前にそびえ立つ壁(防潮堤)
写真2枚めは、造成された中にまばらに立ち並ぶ街並み
写真3枚めは、広大な造成地にポツンと残された津波の爪痕
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