うまくいかない事ばかりの日でも （Mt．Kakuda）

天気予報を眺めながらどこへ行こうか思案しているウチに出遅れ。その後も色々とうまくいかないこと事があり、当初は予定していなかった角田浜に着いたのは家を出てから３時間後。仕事のことからメガネの度が最近合わないことまで、考えること全てがブルーな気分に。
今日は気温が高いことから、登り始めは雪がぐにゃぐにゃと心もとなく、情けない今の気持ちと重なる。
登るにつれ雪は締まり歩き易くなる。
息が弾み、背中が汗ばむころには、さっきまでのウジウジした気分は消えていた。
下界のくだらない事を山に持ち込むなと、角田山が泰然として教えてくれる。
降雪が続き、角田山も厚化粧…もとい厚く雪化粧をして別人のよう。
降雪時にも何度か来ているが、これだけ雪が降ると尾根筋の道の幅、木々の高さ、覆われた岩や切り株など、随分山の表情が変わる。慣れ親しんだつもりの角田山灯台コースが初めて歩くコースのように新鮮。
「こんな角田の景色はまだ見たことないでしょ」と今日は角田山に導かれたのかもしれない。