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大蔵コースから菅名岳へ。
登り始めてしばらく雪ななし。融けたばかりなのか、まだ地面は硬くならず、柔肌の道をそっと歩く。
青天に恵まれ、大蔵山頂からの展望は素晴らしく、粟ヶ岳、飯豊連峰が目を楽しませてくれる。
菅名岳までの尾根歩きは快適。鳴沢峰へは踏み跡無し。この時期は危険ななだろうか。
鳴沢峰を諦め、菅名岳山頂で横になりながら飯豊連峰を眺めていたら、いつのまにかウトウト。目を覚まして左側を見えれば、鳴沢峰方面から単独で歩いてくる人が!
どんな猛者かと待っていたら、地元の人風の小柄なお母ちゃんだった。
「どこから登られたんですか?」
「咲花から」
「スッゴイですね」
「どこどこ辺りはガチガチに凍っていて地獄を見た」とケロッと言う。
足元を見れば長くつのみ。服装も普段着に近い。近所を散歩しているかのようだ。
鳴沢峰を諦めた話をすると、「行ったらいいさ」と言われ、遠慮なく踏み跡を利用させていただく。転々と続く可愛らしい小さな足跡。
鳴沢方面は雪庇もあり、景色に変化があって面白かった。こちらから見る菅名岳は、雪をまとい軟らかなフォルムで存在感を放っていた。
行って良かった。お母ちゃん有難う。
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