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秋晴れの気持ちのいい天気。Favoriteの田ノ浦コース。
しぜんとウキウキした気分に。
しかし、その高揚感も、多宝山の登り口で粉砕される。
登山道が広くなっている!工事?
雪割草、カタクリ、オウレン、ショウジョウバカマが咲く花の道は、ザックリ削り取られていた。
気象レーダーの安定運用を維持するため、高圧電源線を引き込む管路工事。気象庁発注。
さらにショックだったのは、勝手に名付けた「多宝の一本松」も伐採され、その場所には、スコップや資機材が置かれていた。
偶然に登山道で芽吹いて、人に踏まれることなく育ち、ここまで大きくなるのに何年かかったのだろう。風雪に耐える姿を密かに応援していた。
発注者、設計者、施工業者、利便性を享受する多くの市民にとって、多宝山の花や松の木一本なんてどうでもいい話だ。
そして、私も受益者の一人になるわけで…、だけど、やるせない。
感傷的になっているのは、せいぜい何十人?
伐採された松の木を悲しんでいるのは私一人?
こんな夜は、ちょっと苦いJINのロックで弔い酒。
ブルームーンに照らされた多宝の一本松を想像しながら。
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