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あの時は痛くてこのままじゃ下山できないと思い、ビバークも覚悟した。もしかしてそれは遭難って言うのかな、などと考えながら必死になってなんとか下りてきた。下りた後も普通に歩くのがしんどかった。
下山の時に痛み出すので、気を付けるようにしているのだが、何ヶ月も登山ブランクがあるとどうしても痛みが出てしまう。
これも年のせいにしてしまえばそれまでだが。
最初の関節痛は右膝のお皿のあたりだった。
そのあたりは膝蓋靱帯があって、それが痛むのはジャンパー膝と言われている。でも、調べてみると10代から20歳くらいまでの若い人たちがなるもので、これは違うかな。と、自分は単に加齢による潤滑油不足だろうと思って、ヒアルロン酸などのサプリを1年間以上飲んで膝サポーターを付けてずっと登っていた。
そのおかげかどうか分からないが、右膝お皿あたりの痛みはその後あまり出なくなった。
初めての膝痛を発症した時の山行記録がこれ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-497818.html
左膝の外側も痛くなった。
たぶん右足をかばって登ったせいもあるんだろうと思う。これは腸脛靱帯炎であることがすぐ分かった。
筋肉と靱帯の疲労である。単純に運動不足が原因だ。
解消法は運動あるのみ。それとCW−Xなどのサポートタイツは必須。
右股関節の外側が痛くなったこともあった。
骨がすり減ってんじゃないだろうかと思ってレントゲンを撮ってみたが、きれいな丸状で受け皿に収まっていたので骨に異常はない。
大腿筋膜張筋という筋肉が大腿骨の丸くなっている部分の外側と擦れることによって痛んでくるのだという医師の説明だった。
治癒方法は安静のみ。
その他に鵞足炎がある。
これは自分がなったことは無いが相方がよく発症するようだ。膝の内側の筋肉の腱と骨が擦れあって痛くなってくるものだ。登山ではよくあるらしい。
いずれも発症したら専門の医療機関で診てもらうこと。大体は湿布と安静で治癒する。
下りで発症しやすいので、ロボットのような足の着き方を心がけて、無理はしないように気を付けている。
こうして関節痛に詳しくなっていく登山の副次的効果を実感する今日この頃である。
写真は、初めての登山である白山の頂にて。
得意げであるが、この後膝痛の悲劇が襲った。
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