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8月3日、私は尾平のゲストハウスに宿泊して日曜の早朝から祖母山にて沢登りの予定でした。前日の夕方、遭難のニュースを車の中で見た瞬間にラインが(°_°)
やはりA会長…捜索へ行くぞ!とのこと。そこから宿泊施設に電話してキャンセルさせて頂き、送迎してくれる予定だったD先生に連絡、食材を手配していたYさんへ、私の負担分は支払います、とメールして、宿泊の装備を解いて、山登りの場合と沢捜索の両方を考えて、荷作りやり直し・・・

8月3日、8時に山都警察署へ集合。岳連、さんすい山の会、シェルパ含めて50人近くのボランティアが集まり、鴨猪川登山口へ。この登山道は、A会長が作ったものなので、隅から隅まで地形は分かっています。ECOツーリストで脊梁の地図を作っているTさん組と、穴谷を上と下からローラー作戦。私は自衛隊の男性と学校の先生と組んで、3人でめっちゃ急な斜面をひたすらトラバース・・・探すどころか、自分の命を守ることで精一杯な危険な斜面。私と先生は、上から下まで泥だらけになり、必死についていくも、自衛隊さんは土ひとつついてない綺麗な格好のまま、忍者みたいに斜面を進んでいく・・・(・・;)尊敬のひとことでございます。
山へ入る前に、しつこいほど携帯で連絡を取り合うように言っていた会長。でも、みんなが
「やっぱソフトバンクは電波弱いのかねー?会長に全然電話通じない!」と言っていて、「やっぱりドコモかねー」と会話していたところ、会長が「電話車に忘れてきたーハッハッハッ」と笑っていた・・・しかもバッテリーだけは持ってきていたらしいです(笑)
この日、夕方まで探しましたが、結局見つからず、数名はそのままテン泊。
行きにはまだ停まっていたMさんの車が夕方にはなくなっていて、大きな紙が置いてあり、アクエリアスが4本置いてありました。
「探しています。車は移動しました。」とマジックで書いてあり、奥様と娘さんの名前が書いてありました。Mさん、携帯持っていないのに、もしまだ彷徨っていて、ようやく車についたと思ったら車ないってことよね・・・?と自分だったら途方に暮れるんじゃないかと考えましたが、まぁ沢山のボランティアや警察、消防がいるから大丈夫よね

8月4日、また8時に警察署。この日は沢の装備を持っていき、沢を捜索する予定でした・・・が、林道を歩いて、準備をして、いざ、入渓という時に連絡があり、9時半には遭難者発見の無線連絡・・・・なんと、釣り人が彷徨っていたMさんに助けを求められたということでした。怪我もなく、無事で発見されたことに、まず本当に安堵。
生きているとしたら、今日が限度、と話していたので、本当に良かったですヽ(;▽;)ノ
小松神社方面へ降りて北川内林道まで行き、間違いに気づいて登ったり降りたりを繰り返していたとのこと。途中からは沢を彷徨っていたので、水には困らず、熱中症にもならず、元気とのこと。迷ったら沢に降りてはいけない、と教わってきましたが、こんな暑い夏は沢で生き延びるしかないのかもしれないですね・・・
ひとりで山へ入るのに、ガラケーすらない、というのは本当に危険だな、と思いました

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