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文芸誌なんて今までぱらぱらと斜め読みしたことはあっても、読み切ったことはなかったので、手に取った時に心配になったが、杞憂に終わり読み切ってしまった。
率直な読後感は「なるほど」。
ご本人へのインタビュー・エッセイ・再録、作家の方々などの寄稿などで、吉村昭さんのことが少しづつわかってきた。
「破獄」の幻のシナリオは、まだ読んだことのない原作を彷彿させる。
法治国家の日本で同一囚人による脱獄が何度も行われていたなんて知らなかったし、看守との息詰る闘いはまるでゴルゴ１３みたい。
この本の中で、触れられている作品のすべてが読みたくなり、どの作品から手をつけたら良いか一瞬わからなくなるが、巻末の「完全ブックガイド＆年譜」が手掛かりになる。
リスト通りに読んでみようかと思い、中古文庫本をアマゾンで調べたら、「青い骨」2，000円、「少女架刑」8，000円と、とんでもない価格で、とてもじゃないけど無理。
図書館の在庫を調べたら（利用登録すればネットで調べられる便利な世の中）、「青い骨」はあるので、近々借りに行こうと思う。
sakusakuさん、ありがとうございました。
こういった文藝誌の臨時増刊号もまだ手に入るんですね。
東北の震災で被災した田野畑村との生前の交流や、
そこを舞台にした小説も収録されていて貴重な本だと思います。
中古文庫本が高値なのには驚きました。
震災で話題に上ったからでしょうか。
sakusakuさん
こんにちは。
アマゾンは便利なところで自宅に居ながらぽっちと押すだけで届いてしまいます。
過去の震災の記録など、避難方法の参考になりました。
記録を記憶に残し、教訓として生かさなかればなりませんね。
初期作品の文庫本の高騰ぶりには驚くばかりです。
ビジネスですからね、高く売りたいのは理解しますが、ほどほどの値ごろ感・値打ち感ってあると思うので、足元見すぎかなって、腹立ちます。
山と渓谷社の絶版本もたわけた価格がついていることが多々あります。
こんばんわ
mizu-chanさん
吉村昭にハマってしまいましたか？
抜けるのは大変ですよ〜
特に歴史小説ばかりですから
でも初期の純小説もいいですよね
(もうそんな言い方しないのかな？）
ボクもむかしはまりすぎて
彼が書いたことがすべて事実
と勘違いして
小説のエピソードを
生徒にそのまま教えていたことも
ありました
「冷たい夏、熱い夏」は
単行本で読みました
深いです
ボクもまた読みたくなりました
daryさん
こんばんは。
カテゴリーとしては純文学、記録文学、戦記物、歴史小説、私小説でしょうか。
文藝春秋で垣間見たような気がします。
山岡荘八さん、池波正太郎さん、隆慶一郎さんなどの歴史小説は元来大好きですので、きっとドツボにハマるんだと思います。
「冷たい夏、熱い夏」は読み終えました。
身内の死に対し、気持ちの整理がつかないので、まだ日記に記していませんが、近日記すつもりです。
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