「山に登る人間は、得てして高い山や険しい沢を登ったことは自慢するが、恰好悪い失敗は隠したがるようだ。」というのを見かけました。
私は可能な限り"失敗"はオープンにするようにしとります。「可能な限り」というのは同行者が「一部または全部、公開しないでくれ」と言う場合に公開しない、ということです。
「自分的には"失敗"かどうかビミョーだが、多分、他人的に失敗なんやろな」というのも含めてリストアップしてみます。
関心のあるかたはググってもらえれば見つかるかもしれません。
・山ボード 一ノ背髪村尾根下部で小規模雪崩に巻き込まれ腰まで埋まる
・明芽谷 日帰り予定で午前1時過ぎ下山
・又口川桃ノ木谷 稜線杣道下山時50m滑落し肋骨骨折だが自力下山。
・神童子谷犬取谷溯行、とある谷の下降。ヘッドライト懸垂下降。
・山ボード ハライ谷下降予定で同行者と離ればなれになり、同行者が23:30下山
・前鬼不動七重の滝下降 トラブルで引き返すが、途中登り返しに苦労してる時に別パーティに引き上げてもらって最後はヘッドライト溯行下山。
・カラスノ谷溯行サブ谷下降計画 南白山付近の藪漕ぎ時間を甘く見過ぎて下山遅れ(一泊予定が2泊に)
・高瀬川西沢 落石起こして同行者骨折
・カラス谷 同行者滑落 負傷したが遅れ無しでピストンで自力下山
自分的に初見の谷下降はドキドキ楽しいし面白いですが、やはりリスク高めやなと。
以下は自分は参加してない山行ですが、よく知る知人の遭難で、その後、自分の山行に影響を与えたものです。
・カラスノ谷溯行のアプローチのブナ小屋谷下降時、懸垂下降の支点にした立木が抜けて、落下、死亡。
・芦廼瀬川 溯行後、ピストン下降の途中の渡渉時、大岩の下に吸い込まれる流れに入ってしまい3人パーティ中2人が死亡。内1人は3ヶ月後、約15km下流のダム湖に浮いてるところを発見される。
------ 11/29 am 8:15頃 追記 はじめ ----
ヤマップのモーメントで同じ内容の投稿をし、それにコメントをくれたかたがいて、少し考えさせられたので以下、追記します。
・事故を起こした人 もしくは 事故関係者 が 事故内容詳細を公開しない理由の一部
・事故を公開すると、今後の山活動に支障を来たす。
・死亡や重大な後遺症に至った事故の場合、遺族や家族などが「これ以上さわがず、そっとしておいて欲しい」と表明することがある。
これらの理由を乗り越えて公開に至るには、何らかの仕組み的なものや、もしくは、たいそうな言い方ですが、社会の意識改革のようなものが必要なのかもしれない、と考えてます。
------ 11/29 am 8:15頃 追記 おわり ----
11/29 17:49追記
・事故を公開することで、遭難事故を自慢してる、という風にとらえられないか、という意識。
・事故を公開してる人に対して、「迷惑かけたくせに偉そうなことゆうな」という論調で意見を言う人
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