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20年前の昨日

早朝、めざましの時間を確認して、再びふとんに潜り込むと、
轟音とともに体を地面に押し付けられるような感覚があった

私は上からの圧力がかかっていたように思うんだけれど、
みんなは「地面から突き上げるようだった」と言う

頭がクラッとなって、「今のなに?」とよろよろと上半身を起こすと、
今度は部屋の本棚やたんすが小刻みに揺れ始めた

やがて、本棚が大きく揺れ始め、その扉が開くと、
ファイルや本がバサバサバサッ 、と雪崩のように落ちて、やっと気が付いた
「これって地震?」

私の住む地域はかすり傷程度だったけれど、
JRが開通して初めて電車に乗ったとき、被害の大きかった長田、兵庫を通ると、
電車は減速し、焼け焦げた臭いもそのままで、
空襲を受けたかのように瓦礫が放置されていた

勤務地に近づくに連れて、「これで、神戸も終わりだな。」と、
私は暗い気持ちで職場に向かった

それでも、毎朝車窓から長田と兵庫を眺めていると、復興は思いのほか早かった(と思う)

とある月曜日の朝、一斉に重機が入り始めて、耐えられないほどの騒音が響き渡り、
散乱していた瓦礫は片付くと、そこは広々とした平地になり、
やがて、小さなプレハブみたいな小屋がポツリポツリ見られるようになった
春の日差しが感じ始める頃になると、私は楽しい話に飢え始めていた

昨日、阪神淡路大震災から20年

地震発生時間の午前5時46分には東遊園地では「追悼の集い」、
兵庫県公館では天皇皇后両陛下が参列された追悼式典、
HAT神戸では「ひょうご安全の日のつどい」が開かれた。
正午には寺院や教会の追悼の鐘が鳴り、
神戸港に入港した船が汽笛を響き渡る

追悼行事は110件以上、過去最高となったそうだ

皇后陛下御歌 (2006年歌会始)
笑み交はし
やがて涙のわきいづる
復興なりし街を行きつつ
【コース】 西15kmコース
7:50 須磨海浜公園スタート→ 8:58 兵庫県立文化体育館 → 10:11兵庫県職員会館
→ 11:12 HAT神戸ゴール
* 山業記録に書き込もうとしたのですが、結構時間がかかりそうなので、
あきらめました

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