黒川鶏冠山

６月２６日（土）

　梅雨でパッとしない天気回り。 大雨にはなりそうにないので、黒川鶏冠山に行ってきました。樹相のなかなか素敵な山。登山道も大変歩きやすく、知らない間に山頂標識が出てくるような穏やかな山です。
（記録は→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-69211.html）

　柳沢峠に駐車場とＷＣがあります。国道を渡って登山口があります。笹の下生えの明るい樹林帯を登って行くと、東京都水道局が整備した「ブナのみち」というエリアにすぐに合流。この「ブナのみち」の梅ノ木尾根方向へ、びっくりするほど しっかりした登山道を樹林を楽しみながらゆるゆると登って行く。出発時、曇天で小雨がちょっとパラつくようでしたが樹林の中では全然気にもならない。まだ所々にツツジが咲いていました。

　梅ノ木尾根で「ブナのみち」と別れて、六本木峠へ向かいます。枯れ沢など、しっとりと苔がついていて奥秩父的（？）な雰囲気もありますね。瑞々しい緑は、この時期の楽しみですね。
　六本木峠は、三差路。ここから大菩薩・丸川峠への道を分けて、鶏冠山方向へ。一度、林道を横切り、さらに黒川金山跡の分岐を分けて、横手峠。
　横手峠から黒川山への登りになりますが、一登りして道がまた穏やかになりズンズン進むと、あれっといううちに「黒川山」の標識が出てきました。
　さらにその先の鶏冠山（標識では「鶏冠神社」方向）へ進むと、木の根が多く露出してちょっとした岩稜のような稜線になりますが、左手に踏み跡があり、それを辿ると岩場の中に鶏冠神社と鶏冠山山頂標識が。ガスで全く展望は無し。（笑）　
　往路を黒川山に戻り、黒川山展望台の方へ行ってみました。稜線の突端に岩場があり、ここが展望台。ガスなんで、何にも見えませんでした・・。
　やっとこのあたりで１パーティと遭遇、柳沢峠まで戻る道の途中でもう１パーティと遭遇。天気もこんな具合だからかな？、いたって静かな山でした。

　黒川山から下り始めると、雨音が聞こえだしましたが、樹林の中の道なので全く濡れません。 横手峠辺りから、さらに雨音が強くなってきて、木々の間からさすがにポツポツと雨が落ちだしてきたけれど、風もなく傘が快適。この時期のカッパは暑いしね〜。 登りの時よりも、雨にしっとりと濡れた木々の緑はさらに鮮やかで、こんな雨の山歩きもなかなか風情のあるものですね。

　カエデやカラマツ・ブナなど多く、ここはちょっと秋にも来てみたい所です。