パラグライダーによる冬季の黒部横断のチャンスが年内に2回あったが活かせなかったので反省点をメモしておく。
12/25 出発せず。当日の天気予報的にはギリギリテイクオフ可能だったと思う。
・準備不足(怠慢により冬山装備の調達・更新やパラのライン交換が未完了)
・予報解釈が未熟(3日前くらいのwindy予報で強風だったので無理だろうという予断を持った。またwindyのECMWFモデルによる予報を中心的に見ており、ECMWFの風速がGFSよりやや高めに出ること、標高2600mくらいの山であれば高度3000m地点の風速から2m/sくらい割り引いてよいということを認識していなかった。windyのECMWFとGFS、ヤマテンを総合的に見て判断すべきだった。)
・微妙に雪が振りそうだった(ヤマテン予報では雪マークで「降ったりやんだり」、windyでは0.1-0.2mmの雪予報)
・(参考)直前の風速予報:windy/ECMWFで3000mが9m/sくらい、windy/GFSで3000mが6m/sくらい、ヤマテンで爺ヶ岳が6m/sくらい
12/29 出発せず。当日の天気予報的にはギリギリテイクオフ可能だったと思う。
・準備不足(以前再発行した銀行キャッシュカードの受け取りが未済で期限が12/29であることに12/28に気づいた。これがないと現金をおろせない)
・体調不良(12/25未明に寒い中徹夜したところ心臓もしくは左肺にダメージを受けた。慢性的ではないと思われたので2,3日で回復すると思ったがしなかった、気胸でないことは確認)
・31日以降がかなり悪天候であること
・(参考)直前の風速予報:windy/ECMWFで3000mが10m/sくらい、windy/GFSで3000mが7m/sくらい、ヤマテンで爺ヶ岳が6m/sくらい
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日記
年内に冬季立山黒部地区のハイクアンドフライを実行できなかったことの反省
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結局「私の安全のため」なのか「私を救助しなければならない人たちのため」なのかよくわかりませんでした。どっちなんでしょう?前者であればそもそも自己責任ですし、私より危険な登山をしている人はいくらでもいます。後者であれば私が何もしなくても山岳でのヘリの出動要請などごまんとあるので私個人に指摘することに意味はないと思います。
その両方ですが、もっとも申し上げたいのは、いかなるチャレンジもきちんとした安全を確保したうえで行われるべきであるということです。勿論、安全には十分配慮されていると思いたいのですが、過去の登山記録を拝見する限りそうとも思えないのです。きちんと安全に配慮されているということが、書き込みからは判断できず、傍観者として心配している次第です。例えば、あなたの行動をきちんと把握して定時的に連絡を取っている方がおられるとか(当然そうされているとは思いますが)、天候に関して的確なアドバイスをもらえる方がおられるとか、パラグライダー装備についての十分な知識をお持ちなのかがなどが気になる次第です。単なるおせっかいかもしれませんが杉山さんの書き込みやYouTubeの映像を拝見すると大変心配になります。
ご心配いただきありがとうございます。十分な安全確保がなされているか、という点についてですがYesともNoとも言えると思います。
第一に登山やフライトのリスクは一定程度受け入れざるを得ません。例えば8000m峰の中には死亡率1割を超えるものがありますが対策でどうなるものでもないでしょう。そういう意味で日常生活とは比較にならないリスクを取っている認識はあります。
第二に安全確保のための諸々の準備(リサーチ、訓練、装備調達、同行者の選定、気象条件の選定等)にはコストがかかります。高い装備を買えば別の何かの購入を諦めなければいけないですし、ライフステージを考えれば訓練や同行者探しにかけられる時間は限られます。金持ちニートではないので登山のための安全確保と生活や人生のトレードオフを考慮してある程度リスクを許容せざるを得ません。
そのうえでできる限りの安全策は講じています。参考までに天候に関しては過去の記録のほか複数の予報サイトの情報をもとに判断しています。パラグライダーに関する情報を提供してくれる人は少ないですがいます。
平均寿命まで生存することに100%のウェイトを置いている訳ではないので十分かと思います
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