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吉部登山口に着く。まだ薄暗かった。有料の1000円駐車場はずいぶん前からあったが、今度来て見ると300円駐車場がそのすぐ横に作られていた。かなり広い。トイレはある。7台ほど駐車していたが、着いてすぐに朝飯を食べる。食べ終わる頃すっかり夜が明けて明るくなる。登山届ボックスで、記帳する。警告の張り紙がしてあり、読んでみると、「平治岳北尾根ルートは立ち入り禁止」と書かれていた。「えーっ」。去年の12月に北尾根ルートを下った際に、途中の岩場の梯子がなかったのはそのためかと思い至る。やむなく計画を変更して、大船林道を歩き「大戸越」の標識から山道に入り大戸越を目指す。時間的にまだ朝早いので涼しい。野鳥の声がよく響きわたる。途中5〜6か所で、白い花がかたまりになって枯れて落ちていた。オオヤマレンゲかなと思った。坊がつるからのルートと出会い大戸越へ登る。大戸越に着く。三俣山など九重連山を見わたす。陽があたり輝いているふうにも見えた。ここから北大船山、大船山を目指す。途中二つのグループと出会う。自身も朝早いが、ほかにも早い人がいた。大船山が見えてきた。人影が動くのが見える。この時間だから、日の出を見ていたかもしれない。こちらから見る大船山の姿は当然また違うわけで、新鮮な感じさえする。山塊の右端にこんもりした山頂があるのが特徴的だ。時おり坊がつるがはるか下に見えるが、色とりどりのテントが目立つ。大船山頂に立つ。素晴らしく眺望は良い。九重の山々がクリアーによく見える。こんな日はそうそうない。東稜コースを下る。下ってみてあらためて感じたが、結構急。登ってくる二つのグループと出会う。気温は上がってきており、苦しいはず。今水からのルートと出会う。標識に「前セリ」と書かれていた。何の事やろう?風穴に向かう。途中の大小の岩場は歩きにくい。不用意に足をおくとツルッといきそうだ。風穴を過ぎてもまだ岩場は続く。「大戸越」、「男池」の分岐点に着く。ここにも標識「奥ゼリ」とある。その意味が気になるところ。山肌をトラバースしたり、斜めに登ったりしながら、再び大戸越に着く。時計を見たら12時半を少し回ったところ、時間的には大丈夫ということでザックは置いて身一つで平治岳へ登る。軽々と、またやすやすと登れた。実に楽勝だった。往復ジャスト1時間で済んだ。にぎりめしを一つ食べて、坊がつるへ下る。上方から見下ろすと、木道と、細い踏み分けが大船林道へ延びているのがわかるのだが、近道となるその細い踏み分けは確認できなかった。坊がつるに着いて、キャンプ場から大船林道へ延びる2m幅の道を歩く。渡渉地点にさしかかる、、、と渡り石場は冠水していた。このところの梅雨の大雨で水量が増していたためか。防水があまりきかない登山靴だったので、仕方なく靴下までも脱いで渡る。水が冷たい。ヤレヤレで大船林道を歩けることに。大船林道から暮雨の滝の方へ歩く。右手からは鳴子川の勢いよく流れる音が聞こえてくる。暮雨の滝付近にさしかかると、倒木が5mにわたって道をふさぐ。その上をバランスを取りながら越える。このルートは急な下りが二か所ほどあるが、比較的歩きやすい。ほぼ予定の時刻に登山口に到着。駐車場の地主さんと少し話をしたが、このあたりの山のかなり広い範囲は九電所有のもので今、地熱発電所の工事をしているとのことだった。
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