ちょうど2年前のこの日に吉部登山口から平治岳に登ったのだが、その時の印象は、紅葉がきれいで色づきは良かった。そして今年、近所の知人や家内を誘って紅葉見物を楽しみにやって来た。
9時過ぎに吉部登山口に着くと駐車場は50台以上の登山者の車がすでに停まっていた。山林を切り開いた駐車場で相当広い。車から降りると、あたりの空気は冷たく感じられた。空を見上げるとよく晴れている。今日は久住のどの山も登山者は多いだろう。往路はゲートからすぐ右に、森の中の登山道を歩く。鳴子川のザーザーという川音がよく聞こえる。背の高い木立の中を歩く。鳴子川からは一番離れている登山道の方を歩く。吉部登山口から1号集材路入口までの高度差は150mくらいで、少しづつ高度を上げて、ゆっくりしたペースで歩く。鳴子川がだんだんと下の方に見え隠れするようになっていく。林立する広葉樹の木々の緑は目に優しい。渓流の流れとも併せて良い気分にしてくれる。紅葉の方はまだあまり進んでいない様子だ。ところどころ黄色や薄い赤色が目に入る。それでもこの自然林の中を歩くのは心地よいものだ。時おり写真を撮る。やがて林道に出合い、そこからしばらくで1号集材路入口付近に着く。陽だまりを見つけ昼食休憩とする。時折陽が陰ったり、風も吹くがさほど寒くはない。弁当を食べながらそれぞれ思い思いに話に興じる。バーナーでお湯を沸かし、皆でカップ春雨を食べる。体が温まりおいしく感じられた。1時間近くゆっくりして、帰路に着く。帰りは林道を歩く。右側斜面は花崗岩だろうか亀裂が入った大きな岩が続く。見上げると落ちてきそうな感じのする岩もある。しばらくは自然林の中を歩くが、やがて杉などの人工林がずーっと続く。ほぼ予定の時刻に登山口着く。帰りは途中、九重温泉の花山酔に立ち寄る。こぎれいなホテルで中に入ると登山者で賑わっていた。ゆっくりとお湯につかりさっぱりする。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する