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国見岳には過去11回登っているが、ほとんどが内大臣からで樅木からは2回しか登っていない。熊本地震のあと、その内大臣林道は通行できないとの情報があり、18年ぶりに樅木から登ることにした。アクセス道路の道順は忘れてしまい、地図を引っ張り出して445号線から登山口までのルートをあらためて確認した。
夜中の3時半ごろ熊本を出発して、登山口には6時半前に着く。林道のすぐ脇はゴーゴーと渓流が流れており、ゲート手前に駐車する。気温は6度、風はなく少し寒い。仕度を終えて出発する。20分ほど林道を歩き、尾根に取りつく。いきなりの急登が続く。上流登山口からのルートと出会う。以前はこの上流からのルートを登ってきたように思う。標高1409m付近から先はゆったりとした尾根歩きになる。ところどころ黄色に色づいた木々も見える。この先は登り一辺倒で、やっと9時過ぎに国見岳山頂に着く。他に登山者がひとりいるだけで静かなものだ。風は弱いものの、気温が低いので寒い感じはする。ひとしきり眺望を終え、握り飯を一個食べて小国見へ。「小国見岳」の標識があった。右へ斜面を登って5分ほどで山頂だ。見晴らしはまずまずで、風はやみ、陽がさし暖かった。五勇山へ向かう。国見の山頂に五勇まで約70分と案内されていたが、小国見に寄ったので1時間半ほどかかった。五勇の山頂標識は茂みの中にあり、稜線上にあるという感じだ。すぐそばの岩場に行けばいくらかは展望も得られる。だいぶ腹も減っていたので、昼食にする。体を中から温めるためにカップ春雨を食べる。バーナーとやかんは重いので、軽量ポットをもってきた。6時間80℃保証ということで、沸騰したお湯を入れてすでに8時間経過していたが大丈夫だった。二人仲よく春雨をすする。ここで一人の女性登山者と出会う。峰越峠から烏帽子岳に登って来たという。烏帽子岳に向かう。シャクナゲの群生地があった。これだけの広さがあるので、その季節には登ってくる登山者も多かろう。烏帽子岳に到着。風はずーっとなく快適な歩きができている。山頂標識は立派なものだ。北の方向に国見岳が見える。きれいな形をした山容だ。ここまで6時間近く経過している。ずいぶんと歩いて来た。登山口までは下り一辺倒。作業道が縦横に幾つも通っている中をひたすら下る。こまめに目印テープが設置されている。渓流の音が聞こえだしてしばらくで登山口に到着。出発時は薄暗くてわからなかったが、見上げると一面鮮やかな黄色やオレンジに染まっていた。帰路に着くが、紅葉見物の車で大渋滞だった。二本杉まで2時間も要した。佐俣の湯に立ち寄り、疲れをいやす。ほどよい疲労感のなか家路につく。
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