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今日は時間をフルに使って歩いてみようと思い、猟師山から先は未定にしておいた。長者原には6時頃着いたが、場内スピーカーでヴィッキーの「恋は水色」の曲が流れていた。なぜその曲なのかななどと思いながら、車中で仮眠をとり7時頃出発する。風は弱風ながらも、この時期なので冷たい。牧ノ戸峠の気温は0度だった。泉水山、黒岩山を目指して歩く。輪地切りを登っていき、標識の所で山道に入る。足元は黒土だ。勾配が緩やかになった頃、下泉水山に着く。ザックを下ろして大岩の上に立つ。ぐるっと見渡す。晴れなのだが、雲も多い。南の方に上泉水山の山塊が見える。このコースはおおむね東の方の景色が良い。三俣山、星生山と久住の山々を見上げながら歩く。朝日が三俣山から昇って灰色の陽光を差していた。上泉水山に着く。風はほとんどなく、気温が少し上がっているように感じた。上着を一枚脱ぐ。黒岩山の方へ歩くと、しばらくするとそのなだらかな山容が目に入る。以前9月ごろこのコースを通過したことがあるが、ススキがそよいでいていい感じだった。黒岩山に着く。5人ほどの中高年の男女のグループと出会う。いきなり「ちょうどよかった、コーヒー飲まんですか」と勧められた。タイムリー!ラッキー!!ハピネス!!!しばし歓談する。牧ノ戸峠へ下る。途中、男子の鉄人ご老体と出会う。興味がわいて立ち話になる。齢80、55歳の頃、軽い脳梗塞で倒れたのを機に登り始めて、25年。通算800回の山行、大分県100名山は完遂。
牧ノ戸峠に着く。気温は3度、日差しは明るかった。猟師山、合頭山へ向かう。10分ちょっとの車道歩きのあと、山道に入る。勾配は緩やかなので、気軽に誰でも人を誘って来れそうだ。分岐点から北へまず合頭山へ行く。向かう先にひと山見えて、あれかと一瞬思ったが、それを越えた先にもうひと山が合頭山だ。合頭山の山頂は360度眺望は良い。東に九重連山がパノラマ風に展開する。黒岩山や涌蓋山での見晴らしと似ている。猟師山へ向かう。途中の標識には、右に下れば『スキー場』とある。はるか下に九重森林公園スキー場が見える。白いゲレンデにスキーを楽しむ人、その上の方にはスケートを滑る人たちなど大勢の人が見える。猟師山に着く。西方向に若干の展望が開けているだけ。順序としては先に猟師山に登り、そのあと合頭山でのんびりするのがよかろうと思われる。再び牧ノ戸峠に向かう。12時20分頃着き、久住山方面への歩きを思ったが、時間的にちょっと無理と思われ、三俣山に行くことにする。諏蛾守越に2時までに着き、南峰に3時までに着けば、冬の頃の早い日暮れまでには、長者原に着けるだろうと判断する。
車道を大曲登山口の方へ歩く。北斜面の法面には1m位の棒つららが5,6本垂れ下がっていた。やがて三俣山の山塊が目に入るようになり、大曲登山口着く。諏蛾守越に向かう。2時少し前に着きほっとする。にぎりめしを食べて、気合を入れ西峰への急登を登る。風はややあるものの、寒くはない。南峰が青空の中にくっきりと見える。本峰、南峰へと歩く。3時少し前に南峰に着く。これで八峰を登りきる。今日はどの山でも、眺望は良い。残念ながらあまりゆっくりはしておれない。坊がつるへ急傾斜を下る。一つの標識には、下りの所要時間が1時間10分(若者)かかると書かれていた。果たして自分はどれくらいかかるだろうかと思いつつ下る。はるか下に冬枯れの坊がつるが見える。急傾斜に加え、岩場もあり滑り落ちないよう気をつかいながらの下りだ。2年前ここを登ったが、結構きつかった。4時少し前に坊がつるに着く。南峰を出発しておよそ50分経過していた。ホッとしたためか急に腹が減ってきたので、ここでもにぎりめしを食べる。最後の長者原までの歩きだ。雨が池を通過する頃から、沈む夕日が目に入り、だんだんと落ちていくのがわかる。5時半頃たで原に着き、ふり返ると三俣山方面はすでに薄暗くなっていた。
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