|
|
岩井川岳からは1999年に1回、2011年に2回登っている。冬に登るのは2回目だ。登山口を出発して車道を少し歩き、山道に入る。残雪には複数の踏み跡があった。うさぎと思われる足跡もあった。1時間半ぐらい登ったところで視界が開けてきた。阿蘇五岳と雲海が朝日に照らされて、いい景色になっていた。足元の雪は踏まれていないところでは、20cmくらいはあり、風はほとんどなくいい感じで歩くことができた。灌木の林をぬけると扇ヶ鼻が目に入る。先に岩井川岳に行ってみる。岳と名前がついてはいるが、平坦なところで、はじめて来たときにはちょっと拍子抜けの感じを持ったものだ。三角点石柱はあるものの、山頂名を示す標識はない。以前来た時には小さい標識があったように思う。眺望は良い。扇ヶ鼻がどっしりと座っている。扇ヶ鼻へ向かう。しばらく急な登りがある。灌木の中は陽が当たらないせいか残雪は深く、膝までずぼっと沈む。10時少し回った頃山頂に着く。出発して3時間ほど経過していた。汗はかいていたが、陽光はあり冷えて寒いということはなかった。空気は澄んで360度見晴らしは良い。中岳に向かう。登山者が多くなってきた。御池に着く。氷が厚く張っているようで、氷上を平気で歩いている人が結構いた。小生もこわごわ20mほどなかへ歩きすすむ。この季節ならではの体験だ。池のふちを回って中岳へ。山頂は20人くらいの登山者で賑わう。12時を少し回っていたので、昼休憩とする。カップ春雨を食べる。ほかにもカップめんを食べている人がいた。稲星山、久住山、星生山とどの山にも人が小さく立っているのが見える。それらのはるか先の祖母山、由布岳なども印象的だ。稲星山、久住山へと向かう。久住山に着いたのは2時少し前で、登山者は数人くらいで、喧騒のあとの静かさを取りもどした感だった。久住山で今日はおしまい。帰路は牧ノ戸経由にする。だんだんと気温は上がり、午前はガチガチに凍りついていたものが溶け出してきて、西千里浜の広い登山道はべちゃべちゃになっていた。ここでいったん振り返り、久住山へ別れのあいさつ。いつの頃からか習慣になってしまった。牧ノ戸峠に3時半前に着く。いつもならここが終点だが、今日は車道を6.1km歩かないといけない。1時間半てくてく歩く。牧ノ戸から40分くらい歩いたところで再び扇ヶ鼻の姿がひょっこり見えた。ここからのその全容は一つの発見だ。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する