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日記
三角岳には初めて登る。標高は407mとさほど高くはなく、誰でも容易に登れる山のようだ。この日は、6組ほどの登山者と出会った。天草の山では倉岳ばかり8回登っているが、三角は熊本に近くて随分と運転も楽。西港公園から左に曲がり海技学院の方へ坂を上っていく。頌和保育園、旧裁判所があり、8台くらい収容できる駐車場がある。トイレは旧裁判所を利用できる。仕度を終えて出発する。取り付きには、「海技学院登山口」と小さな標識がある。しょっぱなから急な登りだが、その距離はさほどない。休憩所みたいな建物に行き当たる。作りは海技学院風な感じだ。それを過ぎると、「金刀比羅宮」の大きな石柱がある。農業殖産、漁業航海、医薬、技芸など広汎な神徳を持つ神様ということで、倉岳にも同様のものがある。竹林や雑木の中をゆっくり登っていく。時おり船の汽笛が聞こえてくる。1時間ほどして三角支所、天翔台からのルートに出合う。そして10分足らずで三角岳の山頂に着く。北面と南面が開けている。山頂はまあまあ広く、木立もあり夏でも日陰はあるようだ。石製の造り物がいくつかあり、相当古い感じがする。三角港が見える方へ行きしばし眺望する。あの巻貝のような特徴ある螺線の展望所が見える。別の木には標識が掛けてあり「古氷・大田尾・高野山」「瀬戸神社〜西港公園」と書かれている。麓にはこれらの登山口があるらしい。天翔台に向かって下る。登山道はわかりやすくしっかりしている。風はなく、木々の間から青空が見える。「雲竜台」の標識があり、天草の海、島々、そして工事中の1号橋など景色を楽しむ。ここでバス1台分くらいの大勢の登山者と出会う。そこからさらに下って、天翔台へ。つくとそこは細長い台地のようになっていて突端まで行くと視界が開ける。腰掛ベンチがいくつかあり、三角支所から登ってきて、ここでゆっくりするのも良いと思われる。腹が減ってきたので昼めしとする。風はほとんどなく、陽が射し暖かく春の陽気だ。眼下には三角港、その先にはいくつもの島や行き交う船などが見られる。昼食を終えて「宇城市三角支所」の標識に従い最後の下りだ。途中鉄塔があり、ここでルートは二本に分かれるが先では一緒になるようだ。そしてぽんと住宅街に出る。静かな住宅街を抜けて国道266号線に出て西港方面へ歩く。1号橋の架け替え工事の道路が国道の真上を縦断していた。去年の2月にここを通過したときはまだここまでは伸びていなかったが、早いものだ。車道歩きの途中、「三角尋常高等小学校」と彫られた石製の門柱が一本だけ立っているのに気づく。ふと明治、大正、昭和初期の文字が頭に浮かんだ。さらに歩いていると正面、海の向こうに雲仙普賢岳が特徴あるその姿を見せていた。
2017年2・18三角岳、天翔台登山
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