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朝の6時すぎに大将陣第2駐車場に着き、身支度を整えて出発する。ひところとくらべると夜明けは早くなってきた。北登山口へ向かって、歩きなれたルートをゆっくり歩く。北登山口の鳥居をくぐり、山道へ。左手南東の方向から朝日が輝きながら昇りはじめていた。今日も風はなく、いい山歩きができそうだ。1時間30分くらいで金峰山山頂に立つ。すると、東の海側展望所には先客があり、何やらパラボラアンテナなど機械類を据えて4,5人が作業をしていた。何事かとけげんに思い尋ねたら、今日は熊本城マラソン大会があり、その放送電波中継中とのこと。「あゝそうか」と納得。ひとわたり景色を見て、二ノ岳を目指す。今日のコースの一番大変なところだ。金峰山からの下りでは、しばらくは「岩戸観音」の標識に従い歩く。最後まで「岩戸観音」の標識を追っていくと当然ながら岩戸観音に行ってしまうので、注意が必要。山道をぬけると広々としたミカン畑に出る。まず二ノ岳が目に入る。作業道路には要所要所に標識があり、迷うことはない。広い比較的新しそうな整備された道路を二ノ岳方面を見ながら歩く。道路左すぐ下には数十本の梅がきれいに花を咲かせていた。面木神社の所に来た。つい「めんぎ」と読んでしまったが、近くの看板には「おものぎ」と書かれていた。10時ごろ金峰森の駅「みちくさ館」に着く。人気はまったくなかった。ここらあたりは「川床」地区だろうと思われるが、標高は150mくらいで、一番低いところかもしれない。ここから標高差500m余りを乗り越えて二ノ岳に行くことになる。車道歩きがしばらく続く。「追分」バス停まで行くと変形交差点になっていて、きょろきょろ見渡すと「二ノ岳」と書かれた標識にぐっと焦点が合う。舗装された狭い登りの道を歩く。しばらく行くと漱石の句碑があり、石畳道路がずーっと続く。これも風情だなと思いながら歩く。再びアスファルトの車道に出て左へ進む。腹が減ってきたので、道路に座り込んでみかん畑で作業をしている人たちを見ながらにぎりめしを食べる。二ノ岳は遠くから見るとなだらかな稜線をしているが、だんだんと近づいて真下から見上げるようなところまで来ると急な登りのように見えてきた。野出石油から先はさらに勾配が急になってきた。そして山道に入る。よく踏まれた登山道だ。途中の標識に「胸突き八丁」と案内された登りも乗り越え、出発して約5時間、二ノ岳山頂だ。広くはない山頂だ。普賢岳、これから登る三ノ岳が眺望できる。ここでも一つにぎりめしを食べて三ノ岳へ。二ノ岳〜三ノ岳間で7組ほどの登山者と出会う。急な下り、平坦部をしばらく歩き20分ほどの急登を終えて三ノ岳に着いた。山頂はまずまずの広さだ。春のような陽気の中、普賢岳を眺めながらの天ぷらそばには十分満足できた。
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