男の隠れ家

2018年11月29日 22:51未分類全体に公開

我が家はカミさんと子供2人の4人家族。
私以外の3人は自分の部屋を持っているが、私は無い。

若い時に『俺はリビングにいる時間が長いから自分の部屋は要らない』と言ったのかもしれない。

幸か不幸か家族全員でリビングで過ごす時間が長い。

皆、寝る時は自分の部屋に戻って寝るが、私はリビングに布団を引いて寝る。
（我が家で一番早く寝るのは私）

私が寝てもリビングにはカミさんと子供達が居座り続けるため、アイマスクと耳栓が必需品だ。

悲しいかな、いくら防御しても明かりと音は漏れてくる。
こんな状態で寝れる訳がないと思うが、熟睡できるのだから慣れとは恐ろしいものだ。

数年前、酒のチカラを借りてカミさんに俺も自分の部屋が欲しいと懇願したら、クローゼットを使えばと言われた。
何を冗談言っているんだと笑いながらマジマジとカミさんの顔を見たら真顔だった。

それ以来、我が家に自分の部屋を持つことは諦めた。
我が家が無理なら外に隠れ家を持つしかない。
猫の額ほどの庭にテントを陣営することも考えたが、近所の目がある。

心の底から念じれば夢は叶うのか、念願の隠れ家を持つことが出来た。

ネットカフェだ。

薄い板で仕切られ一部屋当たり1畳くらいの広さだろうか。
ドリンクとソフトクリームが飲み放題・食べ放題と至れり尽くせり。
部屋では右手にソフトクリーム、左手にホットコーヒー。
まさしく至福の瞬間だ。

だが、冷たいモノと熱いモノを交互に口へ運んでいるため、食道が軽い痙攣を起こし、のたうち回る事も数回経験した。

男の隠れ家に行くのは週一回と決めている。
その一回も30分以内だ。
男のプライドで週一の30分と決めている訳ではない。
単にお金がないからだ。
だから100円増しになる週末には絶対に行かない。

哀れでしょうか・・

2018-11-27 修行が足りない・・

2018-12-01 麺類

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