さて、承久の乱が1221年なんでちょうど800年経過。年号は意地(12)悪爺(21)さんで覚えましたけど、実は毎年6月第一日曜日に未だに供養祭を行っている山寺があるんです。
山名は「矢熊山」で、お寺の名前は正式には「仏眼院」、通称は「前渡不動尊」ですが、地元だと「前渡のお不動さん」の方が通じますかね。
さすが、かかみがはら、かがみはら、かかみはら、かかみがはら、多様な呼び方を許容する寛大なる我が故郷、岐阜県各務原市のお寺です。
愛知県におりますと戦国時代なんかは知った地名が教科書にもバンバン出てくるので、興味津々ですが、鎌倉時代だと「鎌倉かあ、遠いね」といった感じの無興味で終わるところ。
話のネタ収集の為、参列して参りました。
なんとも地味な供養祭と思いきや、地域で伝統的にずっと大切にされてきた供養祭のようで、規模に反比例して国会議員、県会議員、市長、教育長etc・・・と錚々たる面々が来てます。
しかも、ほとんどの方がTPOに応じてスーツ着てます。対照的にハイキング気分で「ネタになるかなあ」ぐらいの軽い気持ちで参列している私はリュック背負って怪しい恰好なので目立ちます。。。
が、さすが懐の深い方々で、飛び入りで参列した場違い男にも「どうぞどうぞ」と快く焼香させていただけました。
いやあ、いいネタを手に入れたなあとホクホクで帰ろうとしたら、観光協会の方に「youはなぜ今日はここに?」と、いかにも浮いている私に当然の質問が。
「いやあ・・話のネタに・・・」としか答えられず。
「そうですか、どこから来ましたか?」とニコニコ聞かれて、「岐阜県、あっいや愛知県です・・・」となぜかシドロモドロ。
高校まで各務原で過ごしましたが、まさか承久の乱を調べて故郷のお寺に辿り着くとは思いがけず、さらに、地味だろうと思った法要は参列者が大物だらけでビックリしました。
今のところは知られざるといった風情でしたが、大河ドラマが始まったら結構な人気イベントになりそうな気がしました。
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