![]() |
月曜日に出張から会社に戻ると会社の健康診断の結果が机上に。
「左肺に影あり。要精密検査」
思い返すと左肺裏の背中がずっと肩こりみたいな症状があるし、深呼吸もうまくできない気がする・・・・。
もはや思い当たる症状が多すぎて不安になり、仕事なんてやってられるかモードで即帰宅。
奥様に報告すると「大丈夫!いい保険入ってるから!」などと亭主のことより金の心配する安定ぶり。
誰も心配してくれないし、本当は火曜日に仕事休んで再検査したいぐらいでしたが、上司曰く「急に休んだら誰が請求書にハンコ押すんだよ」などと日本的風習のおかげで却下され、ようやく本日再検査に行けました。
色々調べた結果、CTで撮らないと影の正体は肺なのか骨なのか汚れなのか分からないようで、今日はCTまで辿り着くのが目標。
ただ、CTがあるような病院は大病院で紹介状が必要で、紹介状だけ書いてもらいに近所の老練な呼吸器科の先生の元へ。
「レントゲン車でしょ。あんなのに見えるわけがないよ。汚れじゃないの。心配なさるな。まあレントゲンだけ撮って写らなければ様子見て大丈夫」とさすがベテランの貫禄です。
「あ〜写ってるね。でもこれだけだと分かんないね。紹介状書いてあげるからCT撮ってハッキリさせようか」
そのまま紹介状持ってスーパーカブを走らせ近くの大学病院へ。
大学病院なんて初めてなので緊張します。
「CT撮ればハッキリしますから安心してください」と先生が優しいです。
人生初CT。その後診察室に呼ばれ結果を聞きます。あ〜一人で聞くの怖い。
「このたくさんある白い線がえ〜〜〜っと血管ですね」
謎の間で心臓が止まりそうでした。こんなにがんが飛び散ってるんかと思って。
「まあ肺は大丈夫ですね。背中の痛みは多分肋骨のこの部分が欠けてるんでヒビが入っているかもしれないので整形行った方がいいですね」
まさか肋骨にヒビとは。でもケガしたことに思い当たる節がない。
でも肋骨のヒビぐらい問題ない。やったっ〜〜!!
大学病院は5時間待って診察5分というイメージでしたがそんなのは昔話で、受付から診察〜CT〜診察まで流れるように進み、診察も丁寧で3時間程で全部終わりました。
料金払って(1万円超えてビックリ)病院を出ると、今朝病院に入った重苦しさとは違って晴れ晴れとした気持ちです。
早速昼休み中の奥様に連絡。
「良かったねえ。あっ!そんなことより保険下りるから領収書捨てないでよ!」
とまだ金の心配は続くドライ夫人。
余り生に執着心は無いと思ってたのですが、実際には家族の心配、お金の心配、もし肺を失ったら山登りも含めて色々できなくなるなあと後悔し、思った以上に生への渇望がある自分に驚きました。
健康な体があってこそ楽しめるものはたくさんあるんだなあと改めて考える週になり、健康命で生きていこうと思うと、なんだか生まれ変わったような気持ちです。
といいながら、祝杯と称してビールを飲みながら日記を書いてますけどね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する