|
吉田博?全く知らない名だったが雑誌岳人4月号に掲載されたその絵は、マッターホルン、ヨセミテから国内の白峰三山/剣の、なんと!浮世絵だった。
誌面を借用すると
”世界の山々を描いた男 吉田 博
明治から昭和にかけて世界をめぐり、
日本人の感性で山々を描いた男がいた。
伝統的な浮世絵の技術と、
洋画の写実表現を融合させ
独自の芸術世界を築いた
吉田博の世界をご覧あれ。”
とある。今は脚の調子が悪くて山には行けない身。千葉はチョット遠いなと思いつつ出かけてみた。
感激した。鉛筆画、水彩画、油絵のどれをとってもすごい写実的だしどの作品も現場の空気感がひしひしと伝わる。圧巻はそれらの絵と同じモチーフで版画の作品にしているところ。現地現物の写真より圧倒的に迫力がある。相方の付き合いでモネ/シスレー/ゴッホなども観たことがあるが、それらに決して引けを取らないどころか、もし彼らが吉田の作品を観ていたらきっと影響されただろうなア。。? とさえ思う。
吉田のような人物が居たんだ! と 彼の画才/商才/生き様に触れて「日本人これに在り!」の感。
岳人4月号!?
買ったまま一度も読んでいませんでした。
あわててページをめくる。
あった。
一瞬、屏風岩に見えたけど
エルキャピタン!?
1925年に渡米してこれを描いたのか。
写真の剱山の朝。
おそらくは布引山〜鹿島槍から見た朝焼けの剣
山の上のほうだけ赤く染まって、実際の朝焼けも本当にこんな風に見えるんですよね。
でも写真より真に迫っているという感じがします。
グラデーションがすばらしい。これが版画とは。
どこか西洋の香りもしていて、一瞬で剱岳とわかるんですがヨーロッパの山と言われれば信じてしまいそう。
家に飾りたいって思いましたけど、ダイアナ妃の執務室にも飾られていたと書いてあるくらいなのでとても自分には手が届かないでしょうね。
一度この方の全作品を鑑賞してみたいです。
kobetaka様、コメントありがとうございました。おっしゃる通り油絵より版画のほうが迫力がありました。千葉市美術館の期日も迫っています。出かけるならお早めにどうぞ。
まさに同感です。私は損保ジャパンの中の美術館で見ました。高山に自身が登り、その目線で描いた絵は厚感でした。
Yossyikkoさん こんばんは。
日記 吉田博 にお目を通していただきありがとうございます。ヤマレコの世界は広くて面白いのに気が付いてきたことと察します。山行記録だけではありませんのでご自身でも日記への投稿いかがですか?
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する