先月亡くなった原田芳雄さんの遺作。
映画を愛したひとの最後の作品は何としても映画館で観たくて足を運びました。
この映画、料金は一律1,000円。
豪華な俳優人による群像劇で思わずクスッと笑ってしまう場面も多く、肩の凝らない娯楽作でした。
しかし若者受けはしないようで見ている人は年配の人がほとんどでした。
原田芳雄さんはその存在が気になる俳優でした。
若い頃のギラギラとした風貌から年齢を重ねるにつれそれが風格に変わり、ベテランとなってからも若手の監督や俳優と仕事を重ねていました。
葬儀の際、石橋蓮司さんが弔辞の中で
「お前の力と身体はまだまだ日本の映画界に必要なんだよ」と読んでいましたがまさしくその通りだと思いました。
「俺は今までお前が死ぬとこを何度も観てきた。そしてその度にお前は生き返ってきたじゃないか。役者なら生き返ってみろ!生き返って出てこい!」
かつて原田芳雄さんが読んだ弔辞。
あなたが亡くなった今、そう言いたい気持ちです。
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