座席数90弱のスクリーンは最前列の数席を除き埋まっていました。
洞爺湖を見渡す丘でカフェを営む「りえさん」(原田知世)と「水縞くん」(大泉洋)。そこを訪れる夏・秋・冬の3組のお客さんといつものお客さんたちの物語。
人は誰しも悩みを抱えながら生きている。3組のお客さんも例外ではない。
しかしあたたかいまなざしの「りえさん」と「水縞くん」の作る珈琲や料理、そしてパンによって解決の糸口を見つけていきます。
現実はこんなに簡単ではないし、映画には「いいひと」しか登場しません。これは大人のための童話です。
季節により違った表情を見せる景色、ネルドリップの珈琲、旬の野菜を使った料理、焼きたてのパン。雪の中を歩いていて立ち止まり、空を見上げたときの原田知世の横顔のショットが印象に残りました。
そして春。探していたものを見つけた「りえさん」と願いがかなった「水縞くん」にもしあわせが訪れます。
この映画のキャッチコピーは「わけあうたびにわかりあえる気がする」。
大切な人と一緒に見てもらいたい作品です。
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