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世界最大のチベット・ツアンポー峡谷。そこに残された「空白の5マイル」を目指して探検する物語です。
2002〜2003年の一度目の探検の第一部では先人達の行った過去の探検と現在が交互に書かれ、一般の人にとって全く馴染みのないツアンポー峡谷についての知識を得ながら読み進められる上手い構成だと思います。
この最初の探検で空白の5マイルを含めそのほとんどを踏査しています。
しかし時が経つにつれ当初の目的である完全踏破を成し遂げたいとの思いが強まり安定していた生活を捨てて2度目の探検に向かうのが第2部。
しかし様々な困難が立ちはだかり完全踏破はあきらめ半ば遭難しながら何とか生還します。ここでの行動は読んでいて完全に無茶な行動であると感じました。
著者は作品の中で「冒険者は成功がなかば約束されたような行為には食指を動かされない」と書いていますがなぜ命がけでそこまでするのかは理解できませんでした。
中国のそんな奥地にも小さな集落がありそこに生活している人たちもいます。2度目の探検の際はそこに暮している人達が携帯電話を使用していると書かれているのには驚かされました。
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