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登山用品もザックや靴など誰もいなくなった子供部屋にかなりの量。
亡くなった親父が使っていた50年前の灯油コンロや若いころツーリングで使用したオプティマスのガソリンストーブなど、思い出のあるものも多く、なかなか整理できずにいます。
昨日24日会社で経済新聞を見ていると、土曜版の悩みごと相談に後期高齢者の方が奥さんから終活して物を廃棄するように言われているが、写真や書籍などには思い入れが強く処分できないと相談がありました。
これに対して、脚本家の大石静さんが明快に答えています。
要約すると、
「身辺整理してきれいに逝くのはカッコイイですが、そのために生きている今、ストレスを感じるなんて、情けなさすぎます。悲しすぎます。」
「人間は晩年こそ自由にのびやかに生きるべきで、身を小さくすることはありません。」
「若い世代も年を重ねた人をうとんじる傾向にあり、[長幼の序]という美徳は、この国から消えつつあります」
最後に、
「国の都合に操られないでください。若者の顔色に一喜一憂しないでください。思い入れのある品々を捨てないでください。胸をはってやりたいように生きてください。そうゆう先輩が増えることを、私は心から願います。」
これを読んで思わず嗚咽。自分ももうすぐ高齢者になります。大石さんの言われたようなジジイになって行こうと思います。あ、もうなってきているかも。
この日記には、記憶のある限りかれこれ三度以上たどりついては読み、その都度、勇気づけられております。
わたしの部屋の中は家人にとって別格の無法地帯であり、理解しがたいアウトローの世界ですが、わたしにとっては夢とロマンと憩いあふれる（とってもせまい）空間です。ありがとうございます。
もう2年も前の日記を見ていただきありがとうございます。
最小限のわがままぐらいは身内にかけさせてもらいながら、傍若無人にふるまうのではなく、他人に左右されることなく自由気ままに好きなように生きなさいという意味で受け止めております。
59歳だった時の日記ですが、今はまた環境が変わりまして第2の人生を歩んでいます。
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