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この時代小説には、その生々しさが満載だった。その生々しさの中を旅して歩く。当時の宿場町の生活がリアルに (その文章から) 見えてくる。生と死の狭間で、皆、逞しく生きている。己の信念を貫いている。
ところで今、現実の自分は、毎週月9のTVドラマを楽しみにしている。ドラマの中で歌われる「500マイル」をカラオケで歌う。仕事に疲れると帰宅途中に一杯飲み、週末には、海で遊び、山に登り、自転車を漕ぎ、ランニングで汗を流し、古地図を手に町を歩き、平和、このうえない (ぬるい) 生活を送っている。
だからこそ、リアルに生々しい (生きるか死ぬかの) 時代小説を読むことは、生と死を見つめなおし、ぬるい自分へ活を入れるのに役立っているのだと思う。
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