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南アルプス聖岳(三、〇一三メートル)近くで遭難し、
一週間にわたって山中をさまよった後、
自力で下山した飯田市南信濃木沢の市職員藤野貴司さん(60)。
地元の遭難防止対策協会員でもあり、
自身の体験を振り返り、教訓から夏の登山シーズンを前に注意を呼びかけている。 (長崎光希)
藤野さんは九日、一泊二日の計画で、地元の芝沢ゲートから入山した。
聖岳の中腹にある山小屋で宿泊し、
翌日に聖岳山頂から、尾根伝いに兎(うさぎ)岳(二、八一八メートル)や笠松山を通り、林道に出るはずだった。
十一日が出勤予定だったため、予備日は設けなかった。
兎岳山頂には予定通り十日正午ごろ到着。濃霧で視界が悪い中、
方位磁石を頼りに下った。三十分後、
ふと東方を見ると、ないはずの尾根があった。
ルートからそれていることに気が付いた。
四本の尾根を横切り、本来のルートに戻った時にはすでに四時間遅れていた。
「今思えば、無理に突っ切らずに山頂まで引き返して本来のルートに
戻るべきだった」と悔いる。
薄暗くなった午後七時ごろ、登山路に打ち付けられたくいを見失った。
途中で笠松山の山頂と勘違いし、再び別の尾根に入った。「遅れの焦りもあった。
負の連鎖に陥っていた」日没後、ライトで数メートルほどしか照らせない霧の中を歩き続けた。午前零時ごろ、六メートルほど谷を滑落。けがはなかったが、
ストック二本とライトを失った。この日は諦め、
近くで非常用の簡易テントで野宿した。
十一日朝、そばの沢は想像よりはるかに狭いことが分かった。
かなり上流にいることに気付き
「今日中には帰れないな」と察した。予備のライトは光量不足で行動は日中に制限。
電波の届かない谷を沢沿いに下った。
つづく〜
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12754699981
遭難防止対策協会員の方でも、スマホアプリ活用されていないのか?ちょっと残念。
この方もよく分かりません、どの程度の山の技量や経験値?、
事前情報収集も? 初めてなら地形図も携帯必須なのですが、
生きる術は持っていたのでなんとかなりましたが。。。
時間に余裕ない無理な設定と 確認ワークが遭難ポイントになりましたね
沢の水や野草で、体力精神力を維持されながらの帰還、素晴らしいですね。
そうですね、生きる力、生きる術を持っていたので、生かされたと思います
アドベンチャーで不可欠ですよ
今回の寄稿で、少しでも参考にさせていただきます。
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