昨日思いついて、ヤマレコからメッセージを送ってみたら早々にありがたや御返信。
先日観た映画「金の糸」(日本の金継ぎにインスパイアされた内容)の、「(色々あった)過去を金の糸で継いだなら、あとは未来を楽しむだけ」っていうくだりが何だか忘れがたく、わたしにとっての金の糸ってなんだろうなって時々考えることがあって(2016-2020年は会社や私生活でなかなか精神的にハードだったから)。
去年暮れから、8年ぶりに雁坂小屋繋がりの人たちとぼちぼち再会するような流れになって、で、こうしてこの方とも無事やり取りが出来て、わたしの「金の糸」ってこういうことなのか…って思ってる次第。
まあ、(ようやく主観的に)幸せな人生です。
どうか、このまま70歳までのあと20年弱、思いついたことは先送りせず、体力維持して歩きたい山へも行って、マイエモーションを大事に出来ますように。
その先の人生(それこそ余生?)はオプション。
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2022/2、ジョージア・フランス合作。
【日本の伝統技術であり、器の欠けや割れを漆と金粉を使って修復する“金継ぎ”に着想を得た本作。タイトルには「未来を見るために過去を金で修復する」という意味が込められた。】
80歳か…色々思いを馳せた。
↓印象的な場面を。
「過去から解放されないと」
「でも 過去は私たちの財産よ どんなに重い過去でも」
「財産?それとも重荷?」
「両方よ 財産と重荷の両方」
「これが金の糸よ 日本人が考え出した方法よ "金継ぎ"って言うの 三千年前の器をこうして金で繕って継ぎ合わせたのよ ほら きれいでしょう?それに頑丈よ」
「金の糸で過去を継ぎ合わせる
それをやり遂げねば もし過去に留まることを望まないなら 過去を乗り越えたなら 後は未来を楽しむだけ
30歳だろうが50歳や90歳だろうが関係ない」
「ブロツキーは正しかった "すなわち 別れは存在しない 存在するのは 大きな一つの出会い"」
「人生は旅よ 短い旅 たとえどんなに長くても」
「こう思うの 生きたいなら 過去に囚われてはいけない 過去を破壊してもいけない
金の糸で継ぎ合わせるの」
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これもあった。
【ゲド戦記Ⅰ】
「一度は振り返り、向き直って、源まで遡り、その源を自分の中に位置づけなくては、人は自分の行きつくところを知ることはできんのじゃ」
「本当の名前」っていうのにもずいぶん惹かれた世界観。そして、わたしにもオジオンのような師がいたら。いや、既にいることにちゃんと気づけていますように…
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