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高所順応
これまで標高3000m程度で高山病の症状が出たことはなかったのですが、今回は林道終点まで社用車で上がりいきなり標高2600mから登山開始したためか息苦しさや立ち眩みの症状が出ました。
空気の薄さによる体の負担はまだ続いていて平地で47程度であった安静時心拍数は現在でも52程度で推移しています。ガーミン先生によると高度順応率は徐々に上昇し本日7日の 順応率は86%ですのであと1週間もすれば順応完了かなと思っています。
小屋作業
当初私に割り当てられたのは去年の小屋閉め以後保管されていた寝袋と毛布の天日干しです(写真1)。定員60人で寝袋1 毛布2ですので180枚以上の寝袋等を1人で干して、ひっくり返して、取り込むという作業が続きました。力は要りませんが息苦しさの下での単純往復作業は体力を消耗しました。
山小屋アルバイト必須作業であるトイレ掃除は昨日初めて実施(写真2)。カッパと長靴を着用してブラシでゴシゴシします。荒川小屋のトイレはタンクに溜めてヘリで下界に下ろす方式です。まだ今は登山者が少ないので綺麗に使用されていましたが、これから営業が始まるとどうなるのでしょうね。
本日は登山道整備を実施(写真3)。小屋から荒川前岳方面の登山道を歩き、はみ出したハイマツを刈ったり崩れた斜面を補修したりしました。ちなみに荒川南面のお花畑はこの時期咲く花が満開でした。
賄いは、7月5日の予定であったヘリがまだ来ていなくて昨年から越冬した缶詰や乾物などでしのいでいます。乏しい食材でタンパク質と繊維質を供給するのは大変ですがパズルを解くような楽しさもあります。
小屋生活
テレビは山梨県の地上波と衛星放送が入ります。ただ休憩時間は外に散歩に行くか部屋で横になっていますので見るのは天気予報中心です。
洗濯は休憩時間に適宜やりますが発電機が動いていないと洗濯機が回りませんので事前の小屋内調整が必要です。
ネットは、au携帯は入感が不安定なため通常は機内モードにしています。なお発電機稼働中は衛星経由の小屋Wi-fiが使えます。
気温は最高でも20℃を切っていると思います。日差しがあると暑いですが、曇りだと肌寒くて上着が必要です。夜は寝袋に毛布2枚、薄手のダウンジャケットを着て寝ています。
以上です。
失礼いたしました。
11日の営業開始までにヘリが来ますように。
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