先月末に会社の帰り道に歩いて寄れるところにモンベルのお店がオープンした。さっそく立ち寄ってみると「冒険塾」講座として7/5に服部文祥氏がこの場所で開講予定だったので、すぐに申込み、聴いてきた。
最初に彼に興味を持ったのは、栗木史多氏のことを「三流登山家」呼ばわりしていたということで、そういう自分はどんな山との向き合い方をしてきたのですかと「サバイバル登山家」を読んだところから始まる。
この人の考えていることは面白すぎる。世間一般の人よりも私のほうが彼の世界観に共感してあげられると思い、にたにたしてきた。
なにしろ自然とフェアに向き合うことを突き詰めて考えている人なのだ。私が今年、日高に行ってきたのも彼の本を読んで少しでも同じ境地に身を置いてみたいという気持ちになったせいもあるのだ。最近「岳人」では中距離走のねたばかり書いておられる(それも最後はトップを飾る話で面白いので読んでしまう。マラソンをたまにしている私には登山、陸上並列スタイルも容認できる)。実に静謐な文章を書く人でもある。ネタバレになってしまうが、代表的な2冊の本の表紙のポーズが実はダビンチの絵を意識していたと聞かされ、実は大変な美意識の持ち主なのではと思った。
毒蛇でもマムシはうまくて、ヤマカガシはまずいとか、実体験に裏打ちされた話は興味が尽きない。私も今度山でマムシを見つけたら捕まえて食ってみようかという気にさせられた。
氏の興味対象の変遷を聴いていると、100名山、200名山登頂なんてこと以外にも山との親しみ方が無限に広がっていることが意識できる。とりあえずフライフィッシングでも初めてみるかな。
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