東海道ぶらり歩き終盤戦の14日目・・始発電車と新幹線を利用して前回終了した静岡県 蒲原宿(JR蒲原駅)を午前9時過ぎに出発しました。
空は晴れていたが風が強く肌寒い日となったが黙々と旧街道を歩き、富士川橋を越えようとした時、左前方の雲の合間から雪を冠った富士山が姿を現し、一気に「ようやくここまで来たか!」という達成感が湧いてきましたが「まだまだこれから」と心を奮い立たせ歩き始めました。
その後は左手に裾野まで見える「富士山」が続いて見え、歩く辛さを忘れさせてくれ、午後5時前に沼津駅前のホテルに到着しました。
高層ホテルの窓の北西を見ると「やや夕陽がかかる富士山」が見え明日の天候が期待できました・・・。
※その15 ― 4月11日(火) 雨風強い1日・・歩行距離ー29.8Km
いい天気を期待し、ホテルの窓を覗くと雨・・・。
午前6時半過ぎ、ザックにカバーをかけ、レインズボンを履き、傘をさしてホテルを出発しました。
最初は小雨で「さい先良し・・」と喜び歩き始めたものの、次第に雨足は強く風も出てきて傘が飛ばされそうになる始末。
旧東海道は道幅も狭く、通勤の車が跳ねる雨水を何度も浴びながらの歩行・・三島市内を過ぎて「三嶋神社」境内の桜をチラッと見て、愛宕坂から箱根峠に差し掛かりました。
次第に雨風がきつくなり「何度か峠越えは止めようか・・」等と弱気な自分がいました。
曲りくねる国道を風に飛ばされそうになる傘を支えながら黙々と歩き、国道から旧道の石畳道に入ろうとするが崩落等により「通行止」の看板が出ていて、暫く国道を歩くことになり、その後「山中城跡」から旧道の石畳を歩くが雨のため川状態の石畳道、それから「続くは続く・・」「まだ続くか!!」と思う位の石畳の登り坂・・傘を差しポンチョを着ているものの、約3時間雨風に打たれて・・靴内も上半身もずぶ濡れ状態で正午過ぎに霧がかかった「箱根峠」に到着。
身体も心も冷えびえ、汗や濡れた身体を拭きながら下山の道を迷いながら、午後2時過ぎに「元箱根」に下り、残り「小田原宿」迄は10数キロ(時間にして約3時間余り) のところですが、身体が冷え過ぎて寒気が増してきて「これ以上歩けば体力の限界」と判断して、やむなくバスに乗車して小田原駅に向かい駅前のホテルに宿泊しました。
※その15 ― 4月12日(水) 歩行距離ー22.5Km
朝から前日と打って変わって春日和。午前6時半「小田原宿」を出発し旧街道を歩きますが「小田原城跡」の桜も満開・・じっと佇んでいたい気分でしたが、街道歩きに戻りました。
ほぼ国道1号線の歩道を歩いたり、地図本(ちゃんと歩ける東海道53次)に従い旧街道に入ったりしながら、午前11時前「大磯宿」に到着。
車のナンバーも「富士山」「沼津」から「湘南」に変わっていました。
正午前に「花水川」を渡り「平塚宿」に入りましたが・・「一里塚」や「本陣跡」「高札跡」等は、石標と小さな説明書きがあるのみで注意しなければ見過ごす状態でした。
正午過ぎ「JR平塚駅」に到着し、今回は「ここまで」として帰途につきました。
江戸日本橋迄、残り約65Km
写真1―吉原宿から望む「富士山」
写真2―霧の中の「箱根峠」
写真3―桜満開の「小田原城跡」
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