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最近ではコロナに感染した子供で、1型糖尿病の診断が72%も増えたという記事も出ています。
https://dm-net.co.jp/calendar/2022/037060.php
実は私も、まさにコロナが始まってからこの病気にかかり、現在もインスリンを打ちながら生活をしています。
この病気の面倒な所はいくつもありますが、主に
・毎食インスリン注射が必要がある
・血糖値が乱高下する
・そのため、こまめに血糖値をモニタリング、調整が必要
・血糖値を読み取るセンサーをお腹や二の腕に取り付ける必要がある
・一生治らない
などが挙げられます。
これの何が面倒かというと(既に十分面倒ですが)、登山時の血糖値コントロールと食事。
まず登山開始時に適切なタイミングで、適切な量の糖分を摂取していないと、たった10分やそこらで血糖値がジェットコースターのように低下し、めまい、冷や汗、立ちくらみといった症状が出ます(登山再開一発目がこれでした)。
逆に糖質を摂り過ぎると血糖値は爆上がりし、これまた健康上はあまりよろしくありません。
そしてご飯。登山は一回の登攀で1,000kcal超えの消費カロリーも当たり前。登るためのエネルギーを摂らないといけない、が思うように食べられない。
行動食にしても、甘いものを摂りたい所ではあるが、血糖値コントロールが出来ていないと口にできない。山の難易度とは別の難しさがあり、まだ試行錯誤しています。
また、下山後の銭湯の際も、お腹にセンサーをつけた状態だと、他の方がギョッとしてしまい、悪目立ちして、奇異な目で見られます。まあこればかりは慣れでしょうか。
1型糖尿病は非常にコントロールが難しく、一生のお付き合いという超絶厄介な桃鉄のボンビーのような存在ですが、病気に負けず登山を続けたいと思います。
同じ病気でプロ野球選手を長く続けた阪神の岩田選手もいます。女性発のエベレスト登攀成功の田部井淳子さんは晩年がんと戦いつつも、病気になっても病人にならない、と最後まで登山をしていました。
写真はそんな田部井さんを、同じく登山家、唯川恵さんが取材して描かれたフィクション作品。読み応え抜群の一冊です。おすすめです。
今後も、心持ちだけは強くありたいですね。
私は12年ほど前に自己免疫性1型糖尿病になり、それから毎週のように山歩きをして500回越えになりました。
最初の数十回は、運動量と捕食の程度が判らず苦労しましたが、運動をしていないと血糖値のコントロールが難しくなるので、いまだに毎週の山歩きを続けています。
「自分の場合は」ですが血糖値コントロールには、山歩きは無くてはならないものになっています。
なので、お勧めしますし、応援します。
コメントありがとうございます。同じ病気の方が500回という途轍もない山登りをされていて励みになります。
運動は推奨されてますが、きっとお医者様は軽めの運動の事を指してるのかな?と思いつつ勝手にガンガン登っています。
コントロールもそのうちできるように頑張ります!
していますが山歩きの時は、けいさん同様苦労しています。解決策はありませんが
慣れることが一番だと思います。経験の積み重ねが何とかしてくれます。
私は86才になりますが山歩きは続けています。
けいさんも頑張って下さい。
2型でもインスリン注射されてるんですね。血糖値のコントロールは本当に積み重ねが一番ですよね。86歳になっても山登りできるように、今から努力したいと思います。
私は2型糖尿病にまで罹っていました。原因は皆さんのご想像通りです。
これを押さえつけるため、食事、薬物、運動がセットになっており、運動(ゆるいトレッキングと日常の歩行)が緩むと数値に反映されてしまします。
普段の食が糖を挙げないようにしているので、登り始めていきなりシャリバテ状態とかも経験しました。それもあって同じ山を何度も登り、装備を色々試してます。未だに2型には打ち勝っていませんが、今のところヘモグロビン値もなんとか基準になっています。ただ天候がイマイチの時期になってきましたので、ここから春までが激戦です。
コメントありがとうございます。2型以外で大変なご苦労をされたのを拝見しました。ブログもとても長く続けられていて、とても粘り強く続けられる方だなぁと驚いています(私は真逆ですぐやめるタイプです😢)
ヘモグロビンが基準に入るのは素晴らしいです!美味しいものは食べたくなるものですが、その分山登りを楽しみにしていると釣り合いが取れますよね。
一緒に沢山登りましょう!
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