ここ数年稀にみる豪雪の年、ヤブに悩まされない幸せなシーズンではありつつも、ツアーシーズン本番になってからは週末の天候に悩まされたシーズン。6月の薬師岳が中止になってしまった(初週の週末だったら行けたので残念だ)ので、GW後半の日帰り月山でぬるっと終わってしまったのは悔やまれる。とはいいつつ、得られたものは多い、良いシーズンだった。
■ゲレンデトレについて
・今年は仲間からの情報でNSD15時間券と、SNS情報でぐんまパウダー5の20時間券を購入。全て使い切れた。
・最初に購入したのはぐんまパウダー5。10時間(早割 9,600円)と20時間(早割18,700円)で迷ったが、10時間だと中途半端な時間が余りそうで、20時間を選択。シーズン初めと終わりは丸沼、メインは尾瀬岩鞍、時間がないときは川場、変化球でオグナほたか、といろいろと楽しめて非常に良かった。まぁ、川場は中だるみがすごくて、近い以外のメリットをあまり感じないが・・・(個人的感想)
・ただ、今年は群馬も雪が多くて当たり年だったから最大限活用できたものの、例年だったらどうだったろう・・・とは思う。10時間券で様子を見つつ、トップシーズンは岩鞍の時間券を使うなど、うまく調整したほうが良いのかもしれない。
・NSDの15時間券(22,500円)は、山スキー仲間の情報で購入。栂池が対象になっていて、10時間以上使えばゴンドラ片道券を使うより安い。結局山スキーでゴンドラは11回(GWに復路に使ったのを含む)、栂池のゲレンデトレで2時間、消化試合で菅平で2時間、で使い切った。まぁ、若干無理やり使い切った感はあるが。1時間でゴンドラだけでなくリフトも使えたこと、ゴンドラであがってみたもののやっぱり中止しよう、となったときにゲレンデトレができたこと、という意味では恩恵は大きかった。
・というわけで、例年になくゲレンデでトレーニングをした年でもあった。昨年「やっぱりゲレンデでトレーニングしないと滑走技能は落ちる」と感じたこともあり、意図的にゲレンデ練習を増やしたのと、金曜日にフラッと近場のゲレンデに行って、翌日に響かない程度に滑走練習をする、というムーブを作ったことも大きい。では、それによって滑走能力が劇的にあがったかというと微妙なのだが・・・。とはいえ、正直、条件が悪いときにまで無理に山スキーに入ることのメリットをあまり感じなくなっていて、であればゲレンデで楽しんだほうが良いと思えてきているのは確か。来シーズンも、同じようなムーブになるかも。
■パウダーシーズンについて
・これは文句なく、雪に恵まれた素晴らしい年だった。白馬はもちろんだが、上越の阿寺、蓬峠あたりの良さを味わえたのは新しい発見だったし、武尊に「登山をしにいった」のも良い思い出になった。
・雪質が良かった、という意味では、1/12の横前倉が文句なく一番だった。飛んでいきそうなほどの素晴らしい軽い雪。
・北海道にも行ったが、残念ながら天候に恵まれず・・・。今回は準備の動き出しが遅かったのと、私の仕事の都合で連休絡みしか行けなかった(よって雪まつりで混んでた)ので、来シーズンはもっと綿密に準備して臨みたい。
■ツアーシーズンについて
・「オートルートリベンジ」を目標に掲げ、パートナーとひたすら泊まり山行の経験を積むことを目指すものの、毎週のように天候に悩まされた。スノーブリッジ問題がなくて行けそうだった雪倉も、天候不順で断念。。いつになったら行けるのか。。
・そんな中でも、燧ケ岳の山頂を取れたのは、達成感という意味では今シーズンのベスト山行だったと思う。急峻になっていた山頂付近の弱点をついて登頂できたことの喜びは大きかったし、本番に向けての経験をという意味でも、ベストチョイスだった。(本来日帰り可能なルートを泊まりにして、ギリギリ雨を避けて下山できた喜びも大きい)
・本番については・・・GWの天気の不安定さにやられた。五色ヶ原までは比較的順調だったものの、天気予報が急転し・・・ビバーク覚悟で進んだとしても、そのあとが続かない可能性が高いと判断。1泊で戻ってしまったことに、本当にそれで良かったのかと、GW中ずっとウジウジ悩んでいた(こういうときに、仕事がないのは、精神的によろしくない)。が、安全を考えるとやむを得ない判断だったと思うし、間違いなく経験値はあがった。来年以降に期待。(が、体力を維持できるかが課題。。)
■シーズン記録
・雪訓 1日
・ゲレンデ滑走 12日
・山滑走 36日
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