黄金比が有名ですが、古代のギリシャ時代から使われていて、パルテノン神殿や、レオナルドダヴィンチのモナ・リザにも見られるそうです。
黄金比の比率は0.618:1(1:1.618)。 巻貝の螺旋もこの比率で、フィボナッチ数列とも関係しています。数学的には1:(1+√5)/2。黄金比の長方形の中に短辺の正方形となる線を引くと、残りが黄金比の長方形になります。これを繰り返していくと巻貝の螺旋になります。身近なところではクレジットカードや運転免許証もこのくらい。
ググっていたら、白銀比が出てきました。1:√2(1:1.414)。
言葉としては初耳でしたが、生活の中に自然と溶け込んでいます。ノートのB5、レポートやコピー用紙のA4など。半分に折っても比率は変わらない性質があります。日本で昔から使われているのは黄金比よりもこの白銀比の方らしく、法隆寺にも見られるそうです。
フィルム時代から一般的だったのは35mmフィルムの2:3(1:1.5)
プリントで一般的なのはL判で89mm×127mm(1:1.427)
はがきは100mm×148mm(1:1.48) 絵葉書を美しく感じるのはなるほど
クオカードは57mm×85mm(1:1.5)
みんな黄金比と白銀比の間にあります。この辺りが人間が見て自然に美しく感じるのでしょう。人の目の視野も両目で目を動かさずに見える範囲は大体このくらいの様です。
山を登っている時、自然の中を歩いている時、一目でぱっと美しさを感じる風景は、自然とこの視野に収まっているのかもしれません。
ヤマレコアプリをスマホで見ていると、ホームページの新着の参考記録の代表写真は1:1.5、もっと見るを押してスクロール画面で見ると1:1.41。
これらは当然美しく感じますし、自然です。
山行記録を開くと代表写真が横長の9:16(1:1.7575)に引き伸ばされて間延び、その他は正方形にトリミングされて窮屈に感じるのは残念です。山行記録を上げてくださったみなさんと同じ景色を見るためには一枚一枚開かなくてはなりません。スクロールだけでフルサイズが見れれば、両目で見た同じ視野で体験ができるのに・・・
写真1 本栖湖畔の中之倉からの富士山 一眼レフ1:1.5
写真2 劔御前小屋前からの剱岳 一眼レフ1:1.5
写真3 辻山から鳳凰三山薬師岳 スマホ3:4 (1:1.333) 登山口で一眼レフのSDカードがPCに入れっぱなしだったのに気が付いて愕然としたけど気を取り直して・・・
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