高山病に悩んでる人は私だけではない、という事に最近気がつきました。
私の場合、標高2500mを越える山行きはほぼ高山病で苦しんできました。ロープウェイで一気に標高上げた木曾駒ヶ岳では宝剣山荘に着いた頃にゲーゲーとトイレから数時間出て来れなかったくらい苦しみました。
高山病は仕方がない・・・。ダイアモックスというの薬の存在は数年前に山友から聞いた事があったけど、なかなか手に入り難い薬らしい、そこまでしなくても〜そんな思いがありましたが、今年だけは高山病でヘバッてる場合じゃない!縦走するんだ、私が動けなくなったら他のメンバーにも迷惑がかかる。。。その日の夕食食べれなかったら次の日にも力出なくなってしまうだろうし。。。
そこで初めて その薬とやらを頂きに行こう、そう思い立ったのでした。
結論から先に申し上げます。
今年の夏の新表銀座縦走7月25日〜27日日程での山行で、高山病はまったく症状でませんでした。
服用は前日の7月24日の朝に1錠。副作用の利尿作用や手足のしびれを確認したかったのもあっての事でした。確かに・・トイレに行く回数は短く3、4時間毎に行ったかな?手足の痺れは服用して6時間後にピリピリと手が痺れたので「あっ、これかあ来た来た!」と思いましたが、そんなに気なる程ではありませんでした。
そして当日の朝にも1錠飲んで出発。歩きながらしんどくなってきたらと思って2錠ほど持参、でもこれは飲む事はありませんでした。
そしてこのダイアモックスという薬、ネットで事前に調べていると保険適用外で出してもらえる病院も近くにあるとは限らないようでした。高山病の相談受けますっという病院の紹介がされているサイトを見つけましたが 大阪市内でもそう多くはないようで、私の住んでいる大阪市南部からは阿波座か堺の百舌鳥か電車で行かないといけないような遠方・・・・・、どうしよう〜と悩んでいる時に「そうだダメ元で呼吸器内科の医院の受付をしている◯◯ちゃんに聞いてみよう」と思い立ち、聞いてみると・・・。
「先生、院外処方で出してあげると言ってはるよ〜〜」との返事。ナント!ラッキー!それじゃあ早速とその医院まで行ってみました。
ダイアモックスは緑内障やメニエールの薬になるようでした。これこれこういう事で標高が高い山登りに行くと高山病に悩まされているんですと説明、普段はわりと元気ですなど診察を受ける。親切な先生で私の悩みを聞き入れて下さり、すんなり薬を出して頂く事に。。。薬局で受け取ったのは10錠でした、コレだけあれば十分です!
勇気りんりんで 新表銀座縦走に挑戦できたっという事です。
後、高山病だからと言ってすぐに薬という事ではなく、対処法は色々あるので試してからーというのは他にも載っていた記事でしたが私も同感です。体調管理や呼吸法、充分な水分補給と何より自分に合ったコース設定が大事かもしれません。
私は先週行った上高地から徳沢園に一泊してからの蝶ヶ岳登山は薬なしで症状出ませんでした。
この薬について日記に書いておられた方のレポートがとても参考になったので、私も誰かのお役に立てばーと つらつらと書いてみました。
はじめまして、こんばんは。
高山病に効く薬があるのを初めて知りました。
自分も2500メートル超えるとガクンと歩く速度が落ち、呼吸も変わってきて毎回高い山に悩まされています。
薬を使わないで軽減するつもりではいますが、高山病軽減する薬があり使用経験をレポートしていただきありがとうございます。参考にしたいとおもいます。
初めましてyuri0522さん。
早速 参考になったと言ってもらえてよかったです。
私の場合、2500m越えると動けなくなるくらいの頭痛と吐き気に悩まされてきました。
薬に頼るなんて そんな事までして登りたい?と思われるかもしれませんが、「そこまでして行きたい山はあります」ものね(笑
私も今後、なるべく使わないで行くべく心肺も鍛えながら〜と思っています。
コメントありがとうございました。
marimomo3718さん、初めまして。
ダイアモックスを飲んで高山病の症状が出なかったとのこと、良かったですね。
ダイアモックスはご存知かもしれませんが、日本旅行医学会という高山病などの専門知識を持った認定医の団体に所属する病院で処方してくれます。
日本旅行医学会認定医一覧
↓
http://jstm.gr.jp/summary/
中には一般の病院でも処方してくれるところもあるようですが、認定医のいる病院ではどのような登山をするかを聴いた上で注意事項やアドバイスとともに処方してくれるので安心です。
自分はヒマラヤトレッキング(5,000m弱)やキリマンジャロ(6,000m弱)に行く前に処方してもらい、まったく問題はありませんでした。どちらの山行でも、高山病で引き返してくる人や高山病による死亡事例を目の当たりにしましたから、ちゃんとしたところで処方してもらって良かったと思っています。
初めまして ikomochiさん。
ヒマラヤですか⁈
それは 高山病が出てもおかしくない高度ですね。それに、せっかく行っても辛い症状で行きたい所まで行けないのはもったいな過ぎます。
海外では 国内よりも簡単に手に入れる事ができるらしいですが、おっしゃる通り ちゃんとした所で処方してもらった方が安心ですね。
日本旅行医学会認定医一覧のリンクありがとうございます。
私もそちらから探したと思います。
山登りだけでなく、私の友人はペルーに行った時 ツアーに参加者では持っていた人が多かったと話していました。
始めまして
私は標高2800mくらいから高度障害(主に頭痛)が出始めます。
日本アルプスでは我慢できる程度ですが、富士山では吐き気や食欲不振の症状が出たこともあります。
ダイアモックスを指示書どおりに服用したことがありますが、頻尿の副作用が強く出て体内の水分が減少し、熱中症が心配されるほどでした。
ダイアモックスの服用はその時だけでやめました。
国内の山での高度障害は呼吸の仕方(ゆっくりと大きく吸って大きく吐き出すの繰り返し)でも多少は予防できます。
初めまして takayama2さん。
そうですね、この薬の副作用である利尿作用は、脱水症状に繋がる危険性がありますね。頻尿の度合いは個人差があるでしょうが、呼吸法で対処できるのであれば、なるべく薬に頼らないのがベストだと思います。
今回初めてこの薬を服用してみましたが、燕岳登山口へ向かうバスの中でもずっと大きく吸って吐いて〜〜の呼吸法をしていました。私の場合どちらも合わせての効果だったのかもしれません。
そして、次も同じような効果が得られるとも限らないし、なるたけ薬には頼らないよう、お守り代わりに持参するー
くらいにしようと 思います。
はじめまして。
私も2800mあたりから上の小屋に泊まるとほぼ頭痛で満足に眠れません。これまで辛かった小屋泊は富士山8合目の小屋、北岳山荘、立山内蔵助山荘、白馬山荘など稜線に立っている景色の良い小屋は要注意です。もう体質と思って諦めて、なるべく標高の低い小屋に泊まるよう計画しています。
以前から慢性の貧血もあるので、ヘム鉄のサプリを飲むようになりましたら、クライミングジムでも息切れが少なくなって、今回の常念縦走でも若干の頭痛はありましたが、眠れないほどの高山病は発症しませんでした。
まだこれからも検証が必要ですが、いずれ高山病予防薬をお守り替わりにでも手に入れたいとおもっておりましたので、次回までには病院に行ってみたいと思います。リンクを貼っていただきありがとうございました。
初めまして HEIDIさん。
ちょっと私の体験談として残しておこうーと書いたものが、思わず反響多くとても驚いております。
体調悪くなって楽しめなかったら……と不安になるのはせっかくの山行き計画も楽しくありません。
今回はうまく活用できたと思いますが、次回も同じように効果があるとも限りませんし私も続けて検証したいと思います。
これからも 充実した山行きを楽しんで下さいね。
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