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芭蕉が、日光（奥の細道）でものした、
“あらたふと 青葉若葉の 日の光”
を想い出させるような、新緑の山歩きではありました。
ブログの方
（http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-193699.html）
でも書きましたが、
「新緑が頭の中に充満し、
一瞬、躰が新緑の中に融け込んでしまうような、
そんな錯覚に陥ったのではあります」。
多分「今」（時間的にも空間的にも）になりきった瞬間に、
そんな気分になれるのでありましょう・・。
小生にとっては、
山は、「リフレッシュ（心身再生）と野生への回帰」。
（注：野生とは、現代人が内奥に眠らせている「太古的生命のドラム」。それが山へ行くと、「バーン！」と打ち鳴らされるのであります。ちょっとお話がＤＨロレンス的風味になってしまいましたが）。
まあ、特に是は、単独山行において大きく味わえる気がするのではあります。
山との一対一、
即ち、空間的かつ時間的全体（大自然）と部分（個人）との交流から得られる「六根清浄」が、
将に「「リフレッシュ（心身再生）と野生回帰」をもたらすと言えます。
そう言えば、
昔々、もっと若かりし「ピュア」であった頃は、
森羅万象（大自然）と言う、大きな「全体」に身体（部分）が、
“ふっ”と掬い上げられるような不思議な体験が、
特に下山時、今までの緊張から解放された際に、訪れたことがよくありましたっけ・・。
オーバーに言えば、「山の神」にでも、“ふっ”と軽く抱え上げられたかの感懐とでも言いましょうか・・。
まあ、更に喩えて申すならば、
座禅で、呼吸を数える事だけに成り切れた瞬間（専門用語で言いますと、
「数息観三昧」に成り切れた瞬間）、に近い感覚であります。
まあ、今回はそこまでは行きませんが、それにやや近い感懐であったと言えましょう。
とまあ、暇があったので、「山」なるものを、徒然なるまま書き記してみました・・。
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