昨日、その�，能颪�ました内容、即ち、
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＊山との一対一、
即ち、空間的かつ時間的全体（大自然）と部分（個人）との交流から得られる「六根清浄」が、
将に「リフレッシュ（心身再生）と野生回帰」をもたらすと言えます。
＊森羅万象（大自然）と言う、大きな「全体」に身体（部分）が、
“ふっ”と掬い上げられるような不思議な体験が、
特に下山時、今までの緊張から解放された際に、訪れたことがよくありましたっけ・・。
オーバーに言えば、「山の神」にでも、“ふっ”と軽く抱え上げられたかの感懐とでも言いましょうか・・。
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と言う内容、特に「リフレッシュ（心身再生）」という事を、もう少し追求と言いますか、詳らかにしますとこうなります（尚、以下文は小生の別発表文からの転載により「正かな正漢字」となっております）。
＊まず吾々は娑婆（下界）においては、日常性に埋没して、「私達の意識は、平面を横ばひする歴史（過去・現在・未來といふ時間的繼續）的現實の日常性から、その無際限な平板さから、起きあがらうとして、たえずあがいてゐる」情況にあると言える。
�仝磧垢六海貌�り、そして下山時には、木株や石ころに足を取られぬ樣、細心の注意（意識の集中強烈化）で歩を進めてゐる。
この意識の集中強烈化によつて、上記の日常性と言ふ名の「無際限な平板さ」からいつの間にか意識の脱出化が図られ、その時「意識は、平面を横ばひする歴史（過去・現在・未來といふ時間的繼續）といふものに垂直に交はる」。
即ち現在の一点に意識は垂直交叉して「部分（現在）を部分として明確にとらへる」事が可能となる。
↓
�∈擔瓦涼躇奸塀乎羔�烈化）により、「意識的に部分（現在）としての自己を味はひ尽くす課程において、全體感（時間的全體感）が象徴的に甦る」。何故ならばその時「過去と未來とから切り放たれた現在だけが、過去・現在・未來といふ全體の象徴として存在してゐる」からである。一歩一歩の現在集中で「過去未来」が意識から消えて暗黒化し、その樣に「前後に暗黒があればこそ、その間の時間を光として感じることができる」。即ち換言するならば「意識は過去・現在・未來の全體を眺めわたせる地位にありながら、しかも限られた枠のなか（現在）だけしか見ようとしないから、その間の時間の経過を強烈に味はふことができる」のである。
↓
��さうした「時間的全體感」の獲得により、「（自分の肉體からそつと足をぬいて）上に脱け出た意識は、足下の現實が時々刻々に動いてゐることを（まざまざと）實感」する。即ち「實在感」が其處に成立する。
即ち、動くと同時に見る（或は生きると同時に味はふ）と言ふ「一人二役」から形成される、「時間的全體感（實在感）」の獲得が其處に實現されるのである。
（注）上記の「 」内文章は概ね、文芸評論家、故「福田恆存」の評論『人間・この劇的なるもの』からの転載であります。（ ）内は筆者注。
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はなしが長くなりましたが、
��の「時間的全體感」の獲得により、「（自分の肉體からそつと足をぬいて）上に脱け出た意識は、足下の現實が時々刻々に動いてゐることを（まざまざと）實感」する。即ち「實在感」が其處に成立する」が、以下文に通じるのであります。即ち、「實在感」＝「リフレッシュ（心身再生）と言う事に・・。
＊森羅万象（大自然）と言う、大きな「全体」に身体（部分）が、
“ふっ”と掬い上げられるような不思議な体験が、特に下山時、今までの緊張から解放された際に、訪れたことがよくありましたっけ・・。
そして、この「時間的全體感（實在感）」の獲得と言ふものが、前ブログにも書きました、
「座禅における、呼吸を数える事だけに成り切れた瞬間（専門用語で言いますと、『数息観三昧』に成り切れた瞬間）」、にも言えるのであります。
まあ、小生の文作力が足りなく、なかなか上手く説明しきれなかった為、各位、読みづらかったことかと存じます。ひとつお許しのほどを・・。
え〜，たいへん難しいお話に思えますが、
要は、なんですね、数息観三昧になり切れるや否やですかね〜
数年前に癌のため入院いたしました折に、瞑想に取り組みましたところ、白光に包まれた瞬間がございましたが、実に気持ちの良いもので、その後味わうことがなかなかできませんが、山の中にあって、至福の時を知るということでしょうかね
福田恆存の文章のごときは、今の時代にそぐわず、難しいことは申せませんが、＜尊き山の教えを受けん、身も魂も穢れは消えて、清き幸をば求めうるらん＞というところのことでしょうかね。
山を一人歩くとき、座禅を組むに似たる思いで、雑念なくひたすら歩む。この境地たるや＜寂寞＞でしょう。
やはり山歩きは修行に通ずるところありと感じておりますが、これも歳のなせる技なり・・・のようで
ご投稿ありがとうございます。
私見ではありますが、
「福田恆存の文章のごときは、今の時代にそぐわず」の「そぐわず」は、国民の側に責任があるかと存じます。
日本の文化が衰退し、それが国民の教養に反映して、読解力が弱くなり、「福田恆存」の評論を理解できなくなったからでありましょう。
それでも、心ある人には読み継がれて、「鴎外や漱石」のように、「小林秀雄」と共に、百年の先でも読まれていることでしょう。
それはそうと、
そうです、小生の言いたいことは、一歩一歩に精神を集中し、「雑念なくひたすら歩む」事が、数息観三昧に通ずると言うことであります。
それが、「六根清浄」をもたらすのであります。
「白光に包まれた瞬間」がお有りになられたとは、すごいですね。
是非、毎日座禅をなさるといいですよ。
それだけ、山の感動も深まるというものです。
多分、文面から察するに、座ってなさるようですね・・。
まあ、此処でのお話はこの位にさせて頂きます。
また、時間がありましたら、その��なんぞも書いてみたく思っている所であります。
福田恆存の文章のごときは、申し上げたのは時代の変化がかような言語理解し得なくなっていることへの嘆きでとでももしましょうか。そこへは自嘲的感傷も含まれてはおりますが、時代とはかくも遷ろうものか・・・ですね。
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