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いつもの様に国道166号を進んで七日市のバス停を過ぎた辺り、櫛田川への下り口らしいものを見つけるが、近くに駐車場所は無い。
道端の小さな空き地に車を停めて川床へと下りて行って見ると、何とコンクリートの橋がこちら岸から10m程完全に壊れていて跡形も無い。
諦めきれず、1、2km程国道を更に進んで櫛田川を跨ぐ大きな橋を車で越えてから、蓮峡線で見当を付けた辺りまで戻って反対岸に車を停めた。
畑で働いているお婆さんに聞いて見ると、
「沈み橋の事かね。もうひとつ向こうの道から、下りて行く事ができるが、台風で壊れて渡る事は出来ないよ。」
とその他色々丁寧に教えてくれた。ここでは「沈み橋」と言うらしい。
教えて貰った農道を通って行って見ると、川床へと導く下りのコンクリートの狭い道には「全面通行止め」の標識が立っている。その先に行って見ると、沈下橋の壊れないで残った部分が川の途中までそのままの姿で延びていた。
沈下橋は、大雨などの洪水の時は、川の流れが橋面を越える事が有る。
その為、橋桁だけで無く橋面にも流木やゴミが引っかかって残っている事が有る。
この橋は、台風の大雨による激流によって流されてきた流木などがぶつかった衝撃に耐えられず、壊れてしまったのだろう。
この橋の壊れた部分は流されてしまったのか、片付けられたのか、その部分の跡形は近くには見られなかった。
沈下橋が壊れる事自体は珍しい事ではない様で、いくつも行った橋でも、何回か掛け替えられた跡を見る事が出来た。
この壊れた沈下橋は、この地域の激流の凄さを物語るものであるが、この橋がいつかまた掛け直されるのか、それともこのまま放置されていつの日か忘れ去られて行く運命なのか...とちょっと気になった。
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