
このあとは当分降るようなことはなさそうですが、こんなに早い時期に玄関前の雪掻きをしたり、道路を除雪する重機の音を聞いたりするというのは記憶にありません。雪が降るまでに家の周りの草刈りをしなきゃと思っていたのに、みんな雪に潰されて倒れてしまいました。

そんな冬の先陣が到来した昨晩、夏以降撮り溜めしたままになっていた山野草の同定作業がようやく完了しました。
花の名前を調べるのは素人

ネット上に山野草愛好家が公開しているギャラリーサイトは数々あれど、当然ながら完全なものはありません。それらしいものが載っていなかったり、画像が小さくてよく判らなかったり、同定のポイント部分がうまく写っていなかったりと様々です。
それでも対象の植物名の目星をつけて、その名前で検索をかけて片っ端から検証していくわけですが、それがまたサイトによって同定ポイントの説明が違っていたり、微妙に葉とかが違って見えたりするわけです。
もっとも、人様のことをいう以前に、自分の撮った画像がピンボケだったり肝心な部分を撮り損ねたりしているのが作業を困難にしている元凶なのですが…。

だいたいの目星をつけるのに今メインで利用させてもらっているのが、"四季の山野草"というサイトです。サンプル数が豊富で1種類につき何枚かの画像があり、ある程度のポイント説明や似た花へのリンクもあり、何より科名や色に加えて花弁の数や形でサイト内検索できるのが他に類がなく、このサイトに行き着いてからは絞込みがかなり効率よくできるようになりました。

もちろんそれでも万能ではないので、他にも5つほどのサイトを補完用として利用させてもらっています。
皆さん数多くのサンプル撮影に精力的に出かけ、ただ自分の研究だけでなく、ちゃんと他人の参考になるようにサイトを構築していることに本当に頭が下がります。
似たような種類が多くて特に同定が困難を極めるのが、春はスミレ科、夏はセリ科、秋は野菊の類やトリカブトの仲間といったところでしょうか。それと○○ショウマ系の密集花を咲かせるタイプの植物も一つの科に納まらず、かなり悩まされました。

これらはポイントが非常に微妙というか、ほとんど違わないとされていることも多く、素人が確信を持って細かな分類・同定をするのはどうしても無理があります。
そういったものは、釈然としなくてもある程度割り切って決めるしかないのですが、最大公約数的にこれだろうと決めても、分布域がはずれていたり、過去に自分が撮って同じ植物としていた画像と比べるとまた微妙に違って見えたりと、悩みは尽きないわけです。
自分は元々大学の農学部に農学科で入学しながら、動植物の分類に関わるようなことが煩わしくて途中で農芸化学科に転科したという経緯を持ち、今になって趣味であろうと花を分類することに首を突っ込むことになろうとは思いませんでしたが、やはり間口は広いわ奥は深いわで、かなり後悔もしています。
それでもやり始めたからにはきっちりしないと気が済まない生来の性格のせいで、やたらと時間を費やして少なからず本来やるべきことに影響をきたしているのは困ったものです。

少なくとも来年春まではこの作業をせずに済むのは正直ホッとしてもいるところです。
ともあれ、過去の山行記録で画像だけアップして名前を入れていなかったものも、とりあえず全て埋めました。もちろん中にはかなり怪しいのも自信のないのもありますので、変に信頼はしないでください。

これは明らかに違うだろ


sogenさん、はじめまして。
すばらしいです。咲いている花たちもきっと喜んでくれている気がします。
いつもいつも、「なんだったっけ〜」となり、勝手な名前で呼んだりしている私では花たちもがっくりでしょうが…。
この冬につもった雪が来年の花たちの水源となるわけですね。
komadoriさん、こんにちは。はじめまして。
私も実際に山に行けば同じようなものです。
(私の場合、花よりも、人の顔と名前をなかなか覚えられないことの方が問題なのですが
せっかく花の名前を調べても、それきりではすぐに忘れてしまうので、繰り返し頭に刷り込むように、パソコンのスクリーンセーバーに花の画像のスライドショーをセットしました。
来シーズンは、初見でない花はその場で同定できるようになりたいものです。
私も最近、山野草に興味を持つようになり写真だけは撮ってくるのですが名前が判らずに「四季の山野草」のサイトを利用させてもらっています。
でも本当に素人が同定するのは難しいですよネ。
似たような花が多く、色んなサイトを見れば見るほど迷ってしまう花もあり、いい加減な所で自分を納得させています。
後日、他の花を調べているときに間違えて同定して花がでてきて本当の名前が判った事も何度かあります。
fujinohideさん、こんにちは。はじめまして。
私も山行記録に一度アップしてからも、後でもっと正解に近いものに行き当たり、名前を書き直したものが幾つかあります。
まあロングスパンで考えて、調査記録を熟成させていけばいいのだと思います。
調べるのにいろいろ苦労するのは皆さん同じでしょうが、花名同定にしても山座同定にしても、判明したときの満足感とか達成感とかがクセになるから続けられるのでしょうね。
sogenさん、こんにちわ。
そちらの方はこんな早い時期に
かなり雪が降ったとのことで大変でしたね!
山野草の同定作業もコツコツと進められていて
完了、おめでとうございます
中々その場では図鑑を見てもわからないお花が
沢山あり、帰宅後もついそのまま忘れさって
しまうことが多いので知らない花はいつまでも知らないままになってしまいがちです。
折角覚えた花も冬の間に忘れてしまったり。。。
sakusakuさん、おはようございます。
屋根から落ちて山になっていた雪も、昨日の雨で全部融けました。
除雪機を保管してもらっていた小布施の業者さんが、10日にあわてて除雪機を持ってきました。
撮ってきた花の画像のスライドショーをスクリーンセーバーにしたら、クイズみたいで何かイイカンジです。
ひそかにキノコでも図鑑をスキャンして応用できるんじゃないかと目論んでます。
初めまして
花の名前が分かるようにする努力が並々ではないですね。
私は全然分かりません。
○×△の林を抜けてとか書いてあっても、木の名前も分かりませんし、木に?いや気にしてもいませんでした。
キノコは十数年前によく取りに行ったので、きのこの図鑑を数冊、酒の肴にしていたことがありました
私も少しづつ、花や木の名前を憶えたいと思いました。
shafidoさん、こんにちは。
私はキノコがなかなか憶わりません。
花や木と違ってキノコは食べるのが前提ですから、同定を間違えると命に関わることもあり、危うきには近寄らずみたいな姿勢がいけないのでしょうね。
私が以前は特に関心もなかった花の名前を調べるようになったのは、ヤマレコに山行記録を出すようになったことがきっかけです。
充実した記録を残そうとだんだん写真の枚数が増えていき、必然的に撮影対象が花にも広がっていきました。
写真をアップするからにはコメントを付けねばならず、花の同定にも足を突っ込んでしまったという感じです。
shafidoさんも、ヤマレコ参加をきっかけに興味の対象が大いに広がってくるかも知れませんね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する